(今さら !)という感じではありますが私もようやくSSDデビューしたぜ。
という話です。今回やったシステムの移行方法とかは下の段に書いています。
目次みたいなやつ
- ことの経緯みたいなやつ
- 移行先のSSDとか
- 注意事項っぽいやつ
- システムの移行手順とか
- 1.SSDを接続
- 2.元となるストレージ(今回はHDD)から*ドライブ,Cドライブをクローンコピー
- 3.HDDを外してPCを起動してみる
- 4.Windowsのインストールメディアから起動。「コンピューターを修復する」から「スタートアップの修復」を行ない、修復を試みる
- 5.Windowsのインストールメディアから起動。 「コンピューターを修復する」からコマンドを開いてSSDの状態をチェック。OSが入っているドライブをCドライブに設定し直す。
- 6.OSが入っているドライブをアクティブに設定
- 7.Windowsのインストールディスクから起動。 「スタートアップの修復」を行なう
- 8.無事起動できることを確認。 元のHDDを接続してドライブレターやパーティションを修正する
- ザツなまとめとか
- 今さらながらSSDを導入してみた感想とか
ことの経緯みたいなやつ
実はちょっと前からWindows10の新しいPCを使っているんですけど、そのPCのストレージが1TBのHDD一発だったんですな。
それ以外のスペックは今までメインで使っていたPCよりも圧倒的に高まっているので、
とくに不満を感じることもなく(むしろメッチャ満足しながら)使ってたんですけど、
この度なんやかんや1で480GBのSSDを入手したので、
とりあえずシステムドライブをSSDに移行してみた次第であります。
で、横着してOSを入れ直す事なく移行してみたので、その手順とかを書いておきたい所存。
移行先のSSDとか

今回使ったSSDはAdataの「Premier SP550」
容量に対して安価なTLCタイプのモデルの製品ですな。

持った時ミョウに軽かったので全部プラスチックかと思ったんですけど、
触った感じ冷たい感触がするので側面・底面(画像で青く強調した所)は金属製っぽい。

付属品はスペーサー(プラ製)と説明書のみ。
(一応データの引っ越しソフトを利用できる権利も付いてるけど使わなかった)

ついでに書いておくと接続に使ったSATAケーブルはオウルテックの「OWL-CBSATA-SS50」
注意事項っぽいやつ
基本としてはSSDにOSをクリーンインストールして環境を再構築した方が
SSDのスピードを活かせるし、トラブルを防げるしで結果的に早く済むことが多いから、
マメな人や失敗したくない人は別ドライブにデータを逃がしてから
クリーンインストールした方が圧倒的に良いんだけど、
私の場合中途ハンパに前のPCからデータとかソフトを移行させたせいで、
環境の再構築がメチャクチャ七面倒な事になりそうだったので、
横着してOSの再インストール無しで移行してみました。
そしたらそしたでとりあえず移行には成功したんですけど、
案の定別な面倒があったんで正直合ってるかどうか分からないんだけど、
「こうやったらできたよ」っていう情報として残しておく次第。
そんな訳で下の段に書いている内容はとても自己責任的な内容で、
場合によってはどうにもならなくなる事も可能性として普通にあるんで、
その辺りのリスクも考慮して、もしやる場合は自己責任でやってね。って感じ。
システムの移行手順とか
今回行なったシステムをHDDからSSDに移行した方法というか手順、
あとは用意したモノとかをザックリ書くと、
用意したモノは
- SSD
- SATAケーブル
- OSのインストールメディア
という具合。
移行の手順としては、
- SSDを接続
- 元となるストレージ(今回はHDD)から*ドライブ2,Cドライブをクローンコピー
- HDDを外してPCを起動してみる
- Windowsのインストールメディアから起動。
「コンピューターを修復する」から「スタートアップの修復」を行ない、修復を試みる - Windowsのインストールメディアから起動。
「コンピューターを修復する」からコマンドを開いてSSDの状態をチェック。
OSが入っているドライブをCドライブに設定し直す。 - OSが入っているドライブをアクティブに設定。
- Windowsのインストールディスクから起動。「スタートアップの修復」を行なう。
- 無事起動できることを確認後、
元のHDDを接続してドライブレターやパーティションを好きなように修正する。
こんな感じ。
それぞれ手順についてをもう少し細かく見ていくと、
1.SSDを接続
まずはPCの電源を切ってSSDを接続します。
今回はデスクトップPCなので電源ユニットからSATA(電源)ケーブルを接続して、
その後用意したSATA(通信)ケーブルを接続するだけでOK。
注意する点とかはそんなに無いんだけど、一応言っておくと

△SATAのバージョンはポートの周囲に印刷してある
マザーボードによっては古い規格のSATA2(SATA3G)ポートが混在している事があるから、
ポートがSATA3(SATA6G)である事を確認した方が良いよ。っていうのと、
RAMもそうだけどSSDも静電気とかのショックにたいそう弱いから
できれば静電気防止手袋をはめた状態で扱った方が良いっていうのは確か。
2.元となるストレージ(今回はHDD)から*ドライブ,Cドライブをクローンコピー
SSDを接続したらPCを起動して元となるストレージからデータをクローンコピーします。
(たぶん)大抵のSSDにはシステムやデータを移行するためのソフト(を利用する権利)が付属していて、
このSP550にも「Acronis True image HD, disk migration utility」を用する権利が付いています。
ソフトを利用するにはまずAdataのサイトにユーザー登録をした後、
SSDを製品登録。ソフトのアクティベーションコードを発行して
ダウンロードしたソフトの起動時にそのコードを入力。
という感じで使えるようになるんですけど、
どうやらこの「Acronis True image HD」は元となるストレージの
パーティションを割っている場合ビミョウに使いづらい3みたいなんで、
私はフリー版の「EaseUS Todo Backup」を使いました。
やった事としては、

ソフトを起動して右上の「クローン」を選択後、
元となるストレージからSSDにコピーしたいパーティション,
今回は「*」ドライブ(システムで予約済み」っていう領域ですな)を選択。

次にコピー先のSSDを選択。
この際左下にあるオプションの,「SSDに最適化」と、
「セクタバイセクタクローン」4にチェックを入れてから「実行」をクリック。
実際のコピー処理が始まるので後は放置。
「*」ドライブのコピーが終わったら同じように「C」ドライブもコピーする。
3.HDDを外してPCを起動してみる
SSDにシステムをクローンコピーし終わったらPCをシャットダウンして
元となるストレージ(今回はHDD)を外してPCを起動してみる。
(私は期待してなかったけど)コレでいきなりOSの起動に成功する場合もあるらしい。
4.Windowsのインストールメディアから起動。「コンピューターを修復する」から「スタートアップの修復」を行ない、修復を試みる
ある意味予想通りSSDからOSを起動することができなかったので、
Windowsのインストールディスクからブートする。
キーボードの設定後,左下にある「コンピューターを修復する」を選択して
出てくるメニューから「スタートアップの修復」を行ない修復を試みた後、
再びSSDから起動できるかどうかチェックする。
5.Windowsのインストールメディアから起動。
「コンピューターを修復する」からコマンドを開いてSSDの状態をチェック。OSが入っているドライブをCドライブに設定し直す。
どうやらまだSSDから起動できない様なので、
再びWindowsのインストールディスクからブート。
コマンドプロンプトを開いて「diskpart」を実行。
ここから先のコマンドに関してはストレージや
パーティションの構成によって入力するコマンドが変わってくるので、
適宜状況に合わせて、失敗が無いように調べながら入力した方が良いです。
パーティションの構成によって入力するコマンドが変わってくるので、
適宜状況に合わせて、失敗が無いように調べながら入力した方が良いです。
次に「select disk 0」,「detail disk」を実行してSSDのパーティション構成を見たところ、
どうやら先にコピーした「*」ドライブ((「システムで予約済み」の領域))に
Cのドライブレターが付いてしまって、後にコピーした「C」ドライブに
Dのドライブレターが付いてるっぽかったので、
「select volume 1」で旧*ドライブを選択後、
「remove letter=C」で旧*ドライブのドライブレターを削除して、
「select volume 2」で旧Cドライブを選択後、
「assign letter=C」でCのドライブレターを付けた。
「exit」でdiskpartを終了してPCの電源を切って、
再びSSDから起動できるかどうかチェックする。
6.OSが入っているドライブをアクティブに設定
どうやらまだSSDから起動できない様なので、
再びWindowsのインストールディスクからブート。
コマンドプロンプトを開いて「diskpart」を実行。
「select disk 0」,「list partition」でパーティション情報を見て、
「select partition 2」で旧Cドライブを選択後,
「active」でアクティブに設定した。
「exit」でdiskpartを終了してPCの電源を切って、
再びSSDから起動できるかどうかチェックする。
7.Windowsのインストールディスクから起動。
「スタートアップの修復」を行なう
どうやらまだSSDから起動できない様なんだけど
なんかあと一歩って感じなので再びWindowsのインストールディスクからブート。
「スタートアップの修復」を行なって修復を試みた。
処理が完了したら再びSSDから起動できるかどうかチェックする。
8.無事起動できることを確認。
元のHDDを接続してドライブレターやパーティションを修正する
どうやら無事OSを起動できるようになったので
PCの電源を切ってから元のHDDを接続して、ドライブレターとか
パーティションを好きなように設定し直して移行作業は完了。みたいな感じ。
ザツなまとめとか
みたいな具合でシステムの移行は(一応)無事に完了しました。
中盤以降はスクリーンショットを撮れなかったから
文字ばっかりになってメチャクチャ長く感じるかも知れないけど、
実際の作業時間はクローンコピーに掛かった時間+50分くらいだったので、
そんなに苦労した感じではなかったですわ。
OSをクリーンインストールして環境を再構築するよりは
(私の場合)だいぶラク。みたいな。
今さらながらSSDを導入してみた感想とか
やっぱりだいぶ速いですわ。
よくメリットとして挙げられてる起動速度とか
ファイルのコピーはもちろん速くなったんですけど、
PCがスリープから復帰した瞬間に操作できるのがイイですな。
(今まではスリープから復帰した後2秒くらい操作できない時間があった)
あとはバックアップに掛かる時間が激減したのもかなり嬉しい感じ。
個人的に強く「良いなあ」と感じたのがソフトの立ち上げに掛かる時間が短縮されたこと。
クリスタ5とか画像編集ソフトをSSDに置いて使ってるんですけど、
立ち上げに掛かる時間が今までの四分の一くらいに短縮されたので、
PCで何か作業を始める時に必要になる「あぁーよっこいせっ」みたいな、
うすらめんどくさい気持ちが殆ど無くなって結果的に作業に取り組みやすくなった。
っていうのが非常に良かったですわ。敬具。
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楽天:Crucial MX300 525GB
ココまで書いておいてこう言うのもナンだとは思うんですけど、
これから同じような容量で同じような価格帯のSSDを買うのであれば、
クルーシャルとかサンディスクとかサムスンとか東芝6辺りの製品が
速度と価格のバランスが良くて,且つ情報が多いので、
HDDからの移行とかもラクなんじゃないかなぁ。みたいな感じですわ。