キーボードでのタッチタイピング(ブラインドタッチ)をたぶん最も効率よく身につける方法と、お金をかけずに身につける方法!

 春が近づいてきたこともあるし、私ができる事の中で身につけたら役立ちそうな事を記事にしておいたら読む人が得するかな?と思ったので、今回はキーボードを見ずに文字入力を行なう,タッチタイピングとかブラインドタッチと呼ばれているヤツの効率的な身に付け方をなんとなく書いておく次第。

(長くなったのでとにかく手っ取り早く身に付けたい人は「たぶん最も効率よくタッチタイピングの身に付ける方法」から読むのが良いと思いますぞ)


タッチタイピングの必要性とかを書いた前書きみたいなヤツ(読み飛ばしてもOK!)



 始めに個人の能力としてキーボードでの文字入力がどれだけ必要か?っていう話しをすると、OCR1や音声での文字入力技術の進歩,あとはスマートフォンのフリック入力などの登場によって、個人のキーボードを使った文字入力(テクニック的な意味での)技術の重要性っていうのは年々少しずつ薄まってきています。

ですが、個人で何かコンテンツを作ろうとすると、単純な性能や使えるソフトの多様性などの点から、PCを使った方が圧倒的にラクで速いんですな。

 例えて言うと、メールとかチャットをやったり,ツイッターとかフェイスブックに投稿したり、軽く調べ物をするくらいならスマートフォンとかタブレットでも充分快適2ですが、
何かを調べてそれを文章にまとめるとか、人に何かを説明するための資料を作るというような事をするなら、PCを使ってキーボードで文字入力を行なった方が圧倒的に効率よくできます

また、キーボードで文字を入力する場合は両手の指全てを使うのでそれぞれの指にかかる負荷が少なく、7,000文字3程度の文章だったら書いてもそんなに疲れないというメリットもあります。

 そんな訳でタッチタイピング4は、できなくても死ぬって事はたぶんないけど、順序立てて練習したらワリと簡単に身に付くし、できる様になったらそれ以降PCを使う作業のほとんど全てが結構ラクになるよ。って感じの技術なので、「PCを使って色々やる(予定がある)けど、タッチタイピングできないぜ」という方はこの際サクッと覚えちゃいましょう。

タッチタイピングを身に付けていく流れ


次の段で紹介している特打というタイピングゲームをやると意識しなくてもできるようになることなので、正直そっちの方が全然オススメなんですけど、一応タッチタイピングを身に付ける時の順序というか流れをザックリ言っておくと、

  • ホームポジションを(指の感覚で)覚える。
  • ホームポジション周辺のキーを(指の感覚で)覚える。
  • 五十音の打ち方を(指の感覚で)覚える。
  • 「きゃ」とか「じゃ」のような拗音の打ち方を(指の感覚で)覚える。

 という具合。「指の感覚ばっかりじゃん」って思うかも知れませんが、ブラインドタッチを身につける上では「手元のキーボード見ずにキー入力を行なう」という事が最も重要というか、正直言ってソコが全てなので、視覚ではなく指の感覚で覚える必要があります。
 じゃあ実際どうやって指で覚えていくのかというと、まずは覚えるのが簡単なホームポジションを足がかりにして、そこから見ずに打てるキーを増やしていく。という形になります。もう少し細かく解説していくと、

ホームポジションの位置を(指の感覚で)覚える。


 キーボードで文字を入力する際は、まずキーボード中段にある「A」「S」「D」「F」、「J」「K」「L」「;」キーに指を置いて、ソコを拠点に色んなキーを打って入力するんですな。
で、その拠点のことを「ホームポジション」って呼んだりします。
 ホームポジションの覚え方としては、キーボードの「F」「J」キーには絶対突起がついている5ので、その突起を頼りに「F」「J」キーを見つけて、「F」の上に左手の人差し指を、「J」の上に右手の人差し指を置きます。

その他の指も横一列になるように置いていくと自然とホームポジションの上に全ての指を置くことになるので、とりあえず「F」「J」キーの位置を指で覚えてしまえば、もうホームポジションの位置は覚えたも同然だったりします。この時腕の角度はキーボードに対して若干ハの字になる感じ。

 ホームポジションに指を置けるようになったら、タイピングゲームやタイピング練習サイトなどでホームポジションでのキー入力の練習をしてみましょう。ホームポジションのキーに関しては日本語の文章を作る上でもメチャクチャ使うので、シッカリ身につけておきたいところ。とはいえ覚える必要があるのは左右合わせて8個のキーだけなので1回あたり2~3分の練習を10~20回もやればほぼ完全に身に付くと思います。

ホームポジション周辺のキーを(指の感覚で)覚える。


 次にホームポジション周辺のキーを覚えていきます。
パッと見でわかる通り、ココから一気に扱うキーが多くなり、数が増えた分ホームポジションのキーと比べて覚えるのも難しくなります。

 個人的にはタッチタイピングを身に付ける上で一番の難所という印象。
覚える際のコツを書いておくと、一気に覚えようとすると死にそうになるので、一日目は「ホームポジション上段のキー」を練習して、二日目は「ホームポジション下段のキー」を、そして三日目は「上段数字キー」を練習する。という風に分けて練習すると比較的スムーズに進んで行けます
 また、「0」キーよりも右側のキーは基本的に全部小指で打つんですけど、文字キーのタッチタイピングに慣れた後でまとめて練習した方がラク。

 他に知っておくと良い事としては、「小指と人差し指以外は基本的に上下移動のみ」である事と、「キーの位置はホームポジションを起点にした相対位置で覚える」って事。例えば「G」キーであれば「半角/全角キーから下に2キー,右に5キー」とか、「ど真ん中から左に1キー」ではなく、「Fキーから1個右」という風に覚える。という具合。

また、ホームポジション以外のキーを打った後は(例えその次に打つキーがホームポジションになかったとしても)一旦全ての指をホームポジションに戻します。そうすることで指が迷子にならず毎回確信を持ってキーを打つことができるのでミスが少なくなり、結果的に早く入力できます。

 ホームポジション周辺のキーを覚えるのにも、タイピングゲームなどを使います。
その際自分が現在打っているキーの位置がゲーム上でわかるモノを選ぶと、間違えたキーを打った際も手元のキーボードを見ずに修正できるので非常に良いです。

覚えるのにかかる期間としては、私の場合2~3分の練習を1日10回前後やって4日くらいかかりました。
修行僧のように詰め込んでやるか、物覚えがいい人なら1~2日でできるようになるかも知れません。

五十音の打ち方を(指の感覚で)覚える。


参考:FMVサポート ローマ字入力の早見表

(ローマ字入力の表はFMVのサイトにあるモノが非常に見やすいので、そちらを参考にすると宜しいかと)

 文字キーが大体打てるようになったら、次はそれを組み合わせて五十音を入力する練習をしましょう。五十音の入力に関しては今まで覚えた事を組み合わせれば良いので、それほど難しいことはありません。
注意する点としては、「を」=「wo」,「づ」=「du」,「ぢ」=「di」,というように、発音と違う綴りで入力する字がある事と、「っ」を単体で入力するなら「LTU」もしくは「XTU」と打つけど、「さっぽろ」みたいな単語の中に入っている「っ」は「SAPPORO」という風に子音を二つ重ねて打つという事。

あとはローマ字と英語の綴りがごっちゃにならないように気をつければ良いという感じ。
(例えばカタカナで「ホワイト」と入力するなら「White」ではなく「howaito」と打ちます)

 五十音の打ち方もタイピングゲームなどを使って練習すると効率よく身につけることができます。コレもまた自分が現在打っているキーの位置がゲーム上でわかるモノを選ぶと、間違えたキーを打った際に手元のキーボードを見ずに修正できるので非常に良いです。
覚えるのにかかる期間は、2~3分の練習を1日10回前後やった場合1~2日もあれば充分身に付くかな。という感じ。

「きゃ」とか「じゃ」のような拗音の打ち方を(指の感覚で)覚える。

 
参考:FMVサポート ローマ字入力の早見表

 五十音がパッと打てるようになったら次は「きゃ」とか「じゃ」のような拗音の打ち方を覚えていきましょう。
拗音の入力に関しては、「ちゃ」=「TYA」もしくは「CYA」/「ちゅ」=「TYU」もしくは「CYU」のように複数の打ち方が混在しているモノが多いので、その辺に関しては各々がやりやすい打ち方を一つ決めてそれを練習すると良いかと。

 拗音の打ち方もタイピングゲームなどを使って練習すると効率良く身につけられます。
覚えるのにかかる期間は、2~3分の練習を1日10回前後やった場合1~2日もあれば充分身に付くかな。という感じ。
 ココまでできるようになったらもう普通にタッチタイピングで文章を打てるようになっているので、普段の生活の中でPCを使ってメモを書いたり、メールを書いたり、文章を作ったりといったシーンでの入力がだいぶ快適になっているんじゃないかな。

細かいことを言うならまだ変換キーやShiftキー,Enterキー等の特殊キーがあるっちゃあるんですけど、それらのキーは位置が分かりやすかったり大きかったりして、特に意識しなくても見ないで打てるので取り立てて個別に練習する必要はありません。


たぶん最も効率よくタッチタイピングを身に付ける方法

  私が知っている手段の中でタッチタイピングを一番カンタンに、且つ効率よく身につける方法は,「良いタイピングゲーム」で練習する事です。

基本的にタイピングゲームは既にある程度できる人が,より速く打てるようになるためにやる修行みたいなヤツが多いんですけど、良いタイピングゲームは本当の初心者からでも始められるようになっていて、その中でも次に挙げるモノは特に親切な作りでわかりやすいので、手っ取り早くタッチタイピングを身につけたいのならオススメです。

その「良いタイピングゲーム」の例を具体的に言うと、「特打」シリーズが際立って優れています。「特打」がどんなモノかザックリ書いておくと、

特打


ソースネクスト:特打

Amazon:特打


 ソースネクストから出ているタイピングゲーム。
独自のメソッドでタッチタイピングを効率的に身につけられるタイピングゲーム。
このソフト自体はかなり昔からある古いモノなんだけど、そのメソッドが優れているおかげで現代の感覚で評価しても未経験者や初心者がタッチタイピングを習得するためのソフトとしては一番優れていると思います。
このソフトのイカしてるところを具体的に言うと、

  • 打つべきキーの位置を音声で教えてくれる
  • キーの位置関係を覚えやすい
  • どの指でどのキーを打つかがわかりやすい
  • キーボードを見ずに正しいキーを打つための工夫がしてある
という具合。

 このソフトのイカしているところは主に練習モードなんですけど、
特打の練習モードでは打つ(押す)キーを間違えた際「もう一つ右」とか「もう一つ上」という風に正解のキーの位置を声で具体的に教えてくれるんですな。それによって手元のキーボードを見なくても正しい指の位置や動かし方がわかるんです。「そんだけかよ」って思うかも知れないんですけど、ココがメチャクチャ大切で、タッチタイピングを身に付けるには「キーボードを見ずに文字入力を行なう」という事に慣れないとイケないんですわ。

そしてこういう風に声でキーの位置を教えてくれるソフトは私が知る限りこの特打だけなので、「キーボードを見ないと打ち間違えることが多い」とか「キーボードでの文字入力を基礎から学びたい」という方にはそうとうオススメ。って感じ。

私も8年くらい前までは「キーボードを見ないと文章打てないマン」だったんですけど、このソフトで練習を始めてから10日くらいで「キーボードを見ないで文章打てるマン」になれました。

ちなみに問題文に関しては、「それぞれのキーの位置」/「50音の入力方法」/「記号の入力方法」/「短い単語」/「長い単語」/「短文」/「ちょっと長めの短文」という具合で、問題文にも特に変なクセとかは無いので、全体的に取っ付き易いかと。ゲームとして見ると、効果音がハデなので案外楽しいです。絵柄とかはメチャクチャ古くて時代を感じるんだけどゲーム性はワリと良いのでまあOK。難易度的には腕試しモードの上級をクリアできたら普通の人くらいのタイピング能力が身に付いている。くらいの感覚。

 ゲームっぽいのが苦手な場合はスーパー特打メソッドっていうシンプルなバージョンもあるのでそちらにするのもアリ。


お金をかけずにタッチタイピングを身に付ける方法:(タダだけど身に付けるのに少し苦労するし、効率も上の方法よりは良くない)


 お金をかけずにタッチタイピングを身に付けるにしてもタイピングゲームや、練習サイト利用して慣れていくのが手っ取り早いです。
無料で利用できるタイピングゲームや練習サイトは色々とありますが、その中でも特にオススメできるモノを挙げていくと、

P検無料タイピング練習


P検無料タイピング練習:http://www.pken.com/tool/typing.html

 上の段で紹介した特打以外では音声で正解のキーの位置を教えてくれるモノは(たぶん)無いので、他の方法で練習する場合、打つキーを間違えたら基本的にカンでやるしかありません。
ですが、この「P検無料タイピング練習」では画面上にキーボードのイラストが表示されて、自分がどのキーを打っているかがリアルタイムでわかる様になっています

ミスタイプした際も手元のキーボードを見ずに修正できるし、どの指でキーを打つのかも分かりやすく表示されるので、他のサイトや「特打」以外のソフト比べてタッチタイピングを習得しやすいかと思います。
また、このサイトの問題文はキレイで自然な日本語なので、キーを打ちながら「ん?」とか「なに言っとんじゃこの人は」みたいな、余計な疑問や引っかかりを感じずに練習できるのも良いところ。

 練習の流れとしては、まずホームポジションを何回かやってみて、慣れてきたら日本語入力を練習する。という流れで進めると良いでしょう。
また、標準では制限時間が5分に設定してあるんですけど、1~2分くらいに調整するとちょうど良い感じです。(5分だと長すぎて疲れちゃう)

あと、この点で躓く人はたぶん居ないと思いますが、私がやっていて気になった点を一つ挙げておくと、英語配列だと何故か「-」(ハイフンや長音)が認識されないので、英語配列のキーボードを使っている場合は長音が含まれる問題が出た時点で詰みます

e-typing


e-typing:https://www.e-typing.ne.jp

 国内最大級のタイピング練習サイト。
サイト名の読み方はイータイピングなんだけど、略称としては「エタイ」って呼ばれていることが多い。
タイピングに慣れるための練習メニューが豊富で、特に「基礎練習」「基本練習」「応用練習」に関してはなかなか良い感じ。上に挙げた「P検無料タイピング練習」をやってキーボードでの入力にある程度慣れてきたら、合わせてこちらもやってみると宜しいかと。

 打つべきキーはキーボードのイラストで一応案内してくれるんだけど、自分がどのキーを打っているかはわからないのが惜しいところ。
また、このサイトの目玉は(たぶん)全ユーザーと成績を比較できる「腕試しレベルチェック」なんですけど、お題によって日本語がヘンだったり、ソコだけだと意味が通らない所で切っちゃってる短文があって、しかも内容に一貫性が無いのであんまり快適では無いです。個人的には「基礎練習」~「応用練習」をやって、ボチボチできるようになったらもうやんなくて良いかな。という感じ。

この記事のまとめとか


ソースネクスト:特打

Amazon:特打


 評判の良いタイピングゲームは今回紹介したモノ以外にもあるし、タイピング練習サイトも色々あるんですけど、「タッチタイピングを身につける」という目的で絞り込むと今回紹介したモノが最強かな。という具合ですわ。
 「特打」を使えば自然とタッチタイピングを身につけることができるけど、自分で学習する際のコツというか、知っておくと良い事を挙げておくと
  • 「絶対に手元のキーボードを見ない」
  • 「キーの位置はホームポジションからの相対的な移動で覚える」
  • 「キーを打った後はホームポジションに指を戻す」
  • 「キーの位置は指で覚える」
という具合。あとは中指,薬指,小指は上下移動しかしないって事を覚えておくとなんとなくラクかなという感じ。

 ただ、特打自体そんなに高くない6ので、特打でサクッと身につけちゃった方が色々ラクだと思います

私は太古の昔にパッケージ版を買ってどっかやっちゃった上に製品登録もしていなかったので完全に詰んでるんですけど、ダウンロード版であれば製品登録すると再ダウンロードできるので、個人的にはダウンロード版がオススメ。ダウンロード版はソースネクストの公式ストアでも売っていますが、Amazonのダウンロードストアから購入するとだいぶ安いのでそちらの方が宜しいかと。

 余談ではありますが、ソースネクストオリジナルのソフトは初心者向けだったり古いモノが多かったりして、ヘタするとフリーソフトの方が優れているモノもポツポツあるので、ソースネクストのソフトを褒めると、一定以上PCに詳しい人からは「コイツわかってねえなー」みたいな目で見られる事が多いんですけど、この「特打」に関してはタッチタイピングを一から身に付けようと考えている場合ホントに良いモノですぞ。

(「既にタッチタイピングできる人がより速く打てる様になりたい」という場合は、タイプウェルとかタイピングオブザデッドの方が良いけど)

  1. 文字を光学的に読み取る技術 []
  2. というかどこでもネットに繋がってる利便を考えるとスマートフォンの方が便利 []
  3. この記事の文字数がそのくらい []
  4. ブラインドタッチとも言う []
  5. 無いモノもあるけど、あえて探して選ばない限りは遭遇しない []
  6. 1,400円~2,000円くらいで買える []