もじゃお
どうもこんにちは。愛用していたイヤホンの調子が悪くなってきたので、興味本位で完全ワイヤレスのイヤホンを買ってみたら音質は大したことなかったんですけど、
「完全にワイヤレスである利便」がメチャクチャ大きくて、最近はもっぱらワイヤレスイヤホンで音楽を聴いているもじゃおです。
「完全にワイヤレスである利便」がメチャクチャ大きくて、最近はもっぱらワイヤレスイヤホンで音楽を聴いているもじゃおです。
目次
コレ(Liberty Lite)を買った経緯とか(読み飛ばしてOK)
はじめに私が何故コレを買ったかっていう話をすると、以前感想を書いたリケーブル対応イヤホン,「Auglamour R8」の調子が悪くなったんですわ。具体的にどんな不調かというと、右側の2ピン端子のジャック(受ける方)が緩くなって、ポロポロ外れる。という具合。買ったときからワリと危惧していたんですけど、その不安が的中してしまった形ですな。
で、その代わりとしてイヤホンを探していて、ピンとくるモノも幾つかあったんですけど、完全ワイヤレスのイヤホンは使った事が無かったので、「一丁試してみるか! 」と思い立ち,安価な製品の中では大丈夫そうな「Liberty Lite」を買ってみた次第。
完全ワイヤレスイヤホン「Liberty Lite」の概要とか
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△2020年4月16日時点では二世代ほど新しい「Liberty Neo」という後継モデルが出ています。
まずはこの「Liberty Lite」がどんなモノか?という事についてザックリ言うと、モバイルバッテリーとかで有名なAnkerから2018年7月16日に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスイヤホンとは、Bluetoothで端末と接続して使う,文字通り完全にワイヤレスなイヤホンですな。
製品名の読み方は「リバティー ライト」だと思います。
プラグが無いのでイヤホンジャックが無いスマホにも接続できるし、ケーブルが絡まる事も無い。左右のイヤホンを繋ぐケーブルも無いのでタッチノイズ1も発生しません。
なにより完全にワイヤレスなので、イヤホンを装着したままメガネやマスクを着脱出来たり、イヤホンを付けたままトイレに行けたりするのが便利ですな。
Liberty Liteのパッケージ内容と製品の写真
△パッケージの内容パッケージの内容はイヤホン本体/イヤーピースXS,S,M,L,/イヤーウィングXS,S,M,L/充電器兼携帯用ケース/充電用microUSBーTypeーBケーブル/説明書(日本語での記載あり)/取り扱い上の注意が書いてある紙
という感じ。
イヤーピース,イヤーウィング共に本体に最初から装着されているモノを含めると4サイズが同梱されているので、それぞれを試していけばどれかはフィットするかと。
△付属のイヤーピース
付属のイヤーピースはかなり薄くて柔らかいタイプ。ほんの少し触れるだけでグニョっとなるくらい柔らかいので、大きめのサイズを付けても圧迫感は少ない印象。
△充電器兼携帯用ケース
充電器兼携帯用ケースはコンパクト且つ軽量で、一番大きいイヤーウィングを装着したイヤホン本体を収納した状態でも53gしかない。
ただ、フタをMAXまで開けても右の写真くらいしか開かないので、「もうちょっと大きく開いて欲しいんですけど」感は少しある。
△ケースの充電ポートとケーブル
ケース背面の蓋を開けると(ケースを充電するための)充電ポート(microUSBTypeーB)がある。
また、付属する充電用のケーブルは端子部分を除いて52cm位の長さで、質感・デザイン共に以前感想を書いた「PowerLine」と同等なので、モノとしてはワリと良いヤツ。
△左側はイヤーウィング無し、右側はイヤーウィングあり
イヤホン本体のデザインはこんな感じ。
本体は左右合わせて11gと軽量で、イヤーウィングも柔らかいため装着感はなかなか良好。
また、充電端子には絶縁シールが貼ってあるので、それを剥がさないと一生充電できない点は注意。
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技適について
△ケース底面に技適マークと(たぶん)番号が表示されている。電波を送受信する機器を日本で販売する場合は必ず必要になる「技適」(技術適合認定)マークと番号ですが、充電器兼携帯用ケースの底面に表示されています。
ただ、2018年8月の時点では「R」の右に書いてある番号「204-820210」を総務省のサイトで検索してみてもヒットしない状況にあります。
参考リンク:総務省 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
技適に関しては登録・認定されていても、データベースに反映されるまでにマがある事は珍しくないらしいんですけど、Liberty Liteは7月の16日に発売された製品である事を考えるといくらなんでも遅すぎるので、この数字は技適とは関係ないヤツなのかも知れない。
Liberty Liteをしばらく使ってみた感想
実際に(28日くらい)使っていて感じた印象を言うと、「便利なんだけど、音質的に私の環境では本領を発揮できていない感がある」てな感じ。このイヤホンはBluetooth 5.0対応でコーデック((音声をBluetoothで転送する際に使う、データ圧縮の形式))はAACとSBCに対応しているんですけど、私の使用環境(ZenFone 4 Selfie Pro Bluetooth 4.2止まりでAAC非対応)では、SBCでの転送になります。
なので、AACに対応しているデバイス(iPhoneとか)で聞いたときと比べて音質が落ちている事は確かだし、同じSBC形式でやり取りしていてもBluetooth 5.0に対応しているデバイス(ZenFone 5とか)と比べてもひょっとしたら音質が低め出ているかも知れません。
それを踏まえた上でイヤホンとしての音質についてザッというと、「イコライザーで調節した上で音量を一段上げないとビミョウに物足りない」感じでした。もう少し具体的に言うと、
(一応(意味があるかはわからないけど)エージング(鳴らし込み)は24時間やった上での印象です)
低音域:量は出ているけど厚みが無くて締まっていないから輪郭が甘い。
中音域:ふつう。
高音域:控え目で明瞭感に欠ける印象。
また、同時に鳴る音の数が多くなると、ボヤケてくるような感じが少しする。
という具合でした。
(何も調整していない状態だと)iPhone付属の有線イヤホンと大差ない音質で、正直「音楽を堪能するには微妙に物足りない」みたいな感じ。
△スマホの音楽を聴きながら設定できるソフトで、主にピロピロ系ロック(というか八十八ヶ所巡礼とヒトリエの曲)を聴きながら「うーん…こんな感じかなぁ?」的に調整したヤツ。
イコライザーで調整して、音量を一段階上げると「まあOK」と言えるくらいにはなったので、そこら辺に明るい方は色々と調整してみると宜しいかと思います。
△左側が汎用のイヤーピース,右側がLiberty Lite付属のイヤーピース
また、イヤーピースをほぼ同じ形で少しだけ固くて厚みのある別のイヤホンに付属してきたモノに換えたらビミョウではありますが低音・高音共に輪郭が解りやすくなったので、合うイヤーピースを探してみるのも良いかも知れません。
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その場合,このイヤホンのノズルは太くて短い為、JVCのスパイラルドット等,接続部が短めのイヤーピースを選ぶか、余った部分を切って調節すると良さそう。
その他の使っていて感じた、良いところとビミョウなところ、また、一応書いておいた方が良いかなって思った事を挙げていくと…
良いところ
- 接続の安定性が高い イヤホンの接続はメチャクチャ安定していて、一度接続してしまえば両耳同時に手で覆ったりしない限り、まず途切れる事は無い感じ。
- 本体・携帯用ケース共に軽い コレには上の段でも軽く触れましたが、イヤホンは一番大きいイヤーウィングを装着した状態でも両方合わせて11g,充電器兼携帯用ケースを入れても53gしかなく非常に軽いです。また、ケースもコンパクトなので携帯しやすい感じ。
- 完全ワイヤレスは別次元のラクさがある 普通のワイヤレスイヤホンと同様,イヤホンを付けたままトイレに行けるのはもちろん、左右のイヤホンを繋ぐケーブルも無いのでマスクやメガネをかけていても気にせず着脱できます。
- (Android端末では)イヤホンのバッテリー残量を知る術が無い。 iPhone等のiOS機器だとスマホ側でイヤホンのバッテリー残量を見る事ができるらしいんですけど、Android端末で使う場合はバッテリー残量を知る術がありません。
- 装着してしばらく(30分くらい)使っていると右側のイヤホンが発熱する。 コレはそのまんまなんですけど、使い始めて30分くらいすると右側のイヤホンだけビミョウに発熱します。
- 充電端子はType-Cにして欲しかった このイヤホンの充電器兼携帯用ケースの充電端子はmicroUSB TypeーBで、裏表があるタイプなんですけど、コレについては向きを気にせず挿して使えるType-Cの方が完全に良かったな。と感じています。
- 遅延は少しある 遅延は若干あります。
- 左耳側だけでは使えない
スマホをズボンのポケットに入れて混雑している電車の中で使っていてもOKでした。
「それだけ?」って思うかも知れませんが、私は普段からよくメガネとかマスクをかけてるんですけど実際に使ってみるとコレが結構便利で、「本当の意味で自由に着脱できるってこんなにラクなんだなあ」って感じましたわ。
ビミョウなところ
バッテリー残量が少なくなるとイヤホン本体のLEDインジケーターが1分間に1回赤色に光るんですけど、インジケーターを見るには(当たり前ではありますが)一度イヤホンを外す必要があるし、タイミングによっては外してから1分間イヤホン本体を注視しないといけないので、「全然不便」って感じ。
バッテリー駆動時間が3時間半と短めな事も加味すると、「聴いていないときは常にケースに入れておく」という使い方になるかと。
熱ッ!って程熱くは無くて、ギリ知覚できるくらいの温度なんですが、暑い日に使っていると気になる事は確かなので一応触れておく次第。
特にこのイヤホンはバッテリー駆動時間が3時間半と短めで、充電器兼携帯用ケースもイヤホン3回分充電するとカラになるので、充電する機会はワリとあるんですな。
そして端子がワリと奥まったところにあって且つちょっと固めなので、なおさらTypeーBの不便さが効いてきちゃう印象。
個人的には500円くらいなら高くなっても良いからTypeーCにして欲しかったところ。
一応書いておいた方が良いかなって思った事
音楽を聴く際は全く問題ないし、YoutubeとかAmazonのプライムビデオで動画を見ている限りは大して気にならないんですけど、ゲームをやってると気になる感じ。
「全部の音が均等に遅れるんなら逆に気にならないんじゃないの?」とか思って試しにデレステをやってみると、押した瞬間に効果音が鳴らないのがなんか変な感じ。
同時押しが必要なところでワザと微妙にズラして入力する小技2が有るんですけど、それを行なうとズラして入力するから2回効果音が鳴るはずなのに1回しか鳴らない事が多くて、音で上手くいったかどうかの判断が付きません。
(そもそもワイヤレスのイヤホンでリズムゲームをやろうとする荒くれ者はなかなか居ないとは思いますが)音ゲーでは普通のイヤホンかスマホ本体のスピーカーを使った方が良いですな。
このイヤホンの接続は(たぶん)右耳側が親機で、左耳側が子機になっているので、右耳側だけで使う事はできますが、左側だけで使う事はできません。
Liberty LiteがiPhoneユーザーには特にオススメだと思った理由とか
この段では「iPhoneユーザーにオススメ!」とした理由について書いていきたいんですけど、ザックリ言うと「iPhoneで使えば簡単に本領を発揮できる」からです。
上の段にもチョロッと書きましたが、このイヤホン「Liberty Lite」はSBCとAACというコーデックに対応しているんですけど、このふたつであればAACの方が基本的に音質が良いし、遅延が少ないんですな。
そしてiPhoneであれば(現状普通に買える世代のモノなら)全機種AACに対応しているので、AACに対応していないその他のスマートフォンで使うときと比べると、より「高音質・低遅延」で使う事ができるんですわ。
さらに、iPhoneでこの「Liberty Lite」を使う場合は、イヤホンのバッテリー残量をiPhone側から確認することができます。
上に挙げたようにiPhoneで使うと、音質が良くて遅延が少ない形式で通信できて、しかもスマホ側からイヤホンのバッテリー残量をチェックできるという、「独自の利便」が享受できるというか、「製品の本領を簡単に発揮することができる」ので、「iPhoneユーザーにオススメ!」と言わせてもらった次第。
Liberty Liteをしばらく使った感想のまとめ
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そんな訳で今回はAnkerの完全ワイヤレスイヤホン「Liberty Lite」をしばらく使ってみた感想を書いた次第。
総じてバランスが良く、安価な製品(実はまあまあ高いヤツでも)のレビューで目にしがちな接続が不安定だとかそういう事は無いし、
音質に関しても本領が発揮できていないであろう私の環境でも、
イコライザーで調整して音量を一段階上げれば「まあOK」くらいの領域まで持って行けたので、
たいていの人は違和感なく使えるかと。
もじゃお
個人的にはメガネやマスクをかけてても自由に着脱できるのがマジ快適って感じですな。
完全ワイヤレスイヤホンの中では「最安級より少しだけ高い」位の価格なんですけど、この価格帯では完成度というかコナレ感が高く、iPhoneユーザーには手放しでお勧めできるレベルの製品なので、気になる方はチェックしてみると宜しいかと。
もじゃお
上の段で書いたように音質に関しては調節しても「まあOK」レベルなので、ビミョウに物足りないんですけど、
扱いやすく分かりやすい使い勝手と、完全にワイヤレスである事の快適さがスゴく良かったので、2018年に買って良かったモノの中に入れました。
扱いやすく分かりやすい使い勝手と、完全にワイヤレスである事の快適さがスゴく良かったので、2018年に買って良かったモノの中に入れました。
この記事で紹介した製品の後継機種
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