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【SK hynix Platinum P41レビュー・感想】性能は高水準。有名メーカーの中では安い部類
今回は、SK hynix Platinum P41/1TBというGen4対応のSSDを買って導入したので、ベンチマーク結果や使ってみた感想なんかを書いてゆく次第。 先に結論的な事を言うと… Gen4 ...
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上のレビュー記事でも触れているように、SK hynix Platinum P41やSolidigm P44 Proで、本来6,500MB/s前後出るシーケンシャル(連続書き込み)の最大速度が2,000MB/s~3,000MB/s前後まで落ち込むという不具合が複数報告されています。
Platinum P41は私もCドライブとして使っているので、月イチくらいの頻度でチェックしていたんですが、この度私の環境でも書き込み速度が低下する不具合が起きたので報告がてら詳細を書いてゆく次第です。
目次
使用環境
ストレージ(SSD)以外の私の使用環境(PC構成)としては…
という感じ。
肝心のPlatinum P41 1TB(SHPP41-1000GM)はCドライブとして使っていて、SK hynix Drive Managerで見た時のファームウェアバージョンは51060A20ですな。
私はこのSSDを2023年の11月下旬に使い始めて、書き込み速度の低下に気づいたのが2024年の5月末頃なので、ザックリ半年程使っている計算になりますな。
私のPlatinum P41の状態
具体的に私のPlatinum P41がどんな状態になっているのかをザックリ書いていきますと…
CrystalDiskMarkで本来6,500MB/s前後ある連続書き込み速度が、2,100MB/s前後に落ち込んでいる状態ですな。
HWMonitorのSpeed欄ではMax速度が高めに出ていますが、文字通り瞬間最大風速的な数値で、ベンチマーク中Value欄に表示される速度を見続けているとCrystalDiskMarkに表示される数値とかなり近い印象。
CrystalDiskinfoやSK hynix Drive Managerで見た時のファームウェアバージョンは51060A20。
使用時間は1059時間、総読み込み量は18,212GB/総書き込み量は10,881GB。という具合です。
また、表示上のステータスは「正常」と「Good」でした。
使用時間は1059時間、総読み込み量は18,212GB/総書き込み量は10,881GB。という具合です。
また、表示上のステータスは「正常」と「Good」でした。
試しにやってみたこととその結果
今回応急処置として色々試してみたことと、その結果をザッと書いていきますと…
Windows標準のデフラグツールでの最適化(トリム)
Windows標準のデフラグや、空き領域のデフラグを行うと改善されるという情報があったので、ひとまずはWindows標準のデフラグツールを使ってみたところ、「誤差と言うには大きいけど改善と言うには小さい」くらいのビミョウな変化がありました。
「若干マシにはなったけど…」みたいな感じですな。
ただ、1~2日経つと再度2,100MB/s前後まで速度が低下しました。
ただ、1~2日経つと再度2,100MB/s前後まで速度が低下しました。
Defragglerで空き領域のデフラグを行う
△参考リンク:ガジェットの更地 SK hynix Platinum P41の書き込み速度低下問題(と復活の経緯)
また、Defragglerで「空き領域のデフラグ」を行うとOSの再インストールをしなくても速度が復活するという情報があったのでやってみたところ…
元通りとまではいかないものの、実際かなりマシになって「おおっ!」とか思ったんですが、私の環境ではワリとすぐ(1~2日経ってからベンチマークをやり直したら)に速度が再低下していました。
追記:空き領域のデフラグ(断片化を許容)を行ってみる
空き領域のデフラグでも、より強度の高いデフラグになる(らしい)「断片化を許容」のオプションを選んでデフラグするとどうなるのか試してみました。
結果としては、空き領域のデフラグ(断片化を許容)を行う前と書き込み速度はほとんど変わりませんでした。
また、断片化を許容しない、通常の空き領域のデフラグで見られた一時的な改善もなかった感じですな。
また、断片化を許容しない、通常の空き領域のデフラグで見られた一時的な改善もなかった感じですな。
ファームウェアのチェック・更新
△現時点ではPlatinum P41のファームウェアアップデート等は提供されていない。
現時点ではPlatinum P41のファームウェアは配布されていません。そのためファームウェアの更新自体ができない状態ですな。
また、SK hynix Drive Managerという管理ソフト上でファームウェアのアップデートができそうな雰囲気もしていますが、コレは公式サイトからダウンロードしたファイルを選択して適用する形になっています。
2024年6月時点では公式からPlatinum P41のファームウェアが配布されていないので、ファームウェアが更新できないことに変わりない感じですな。
2024年6月時点での現状のまとめ
そんな訳で今回は私の環境でもSK hynix Platinum P41の連続書き込み速度が2,100MB/s前後に落ち込む不具合が発生したので、その詳細と、色々とやってみた結果を報告がてら書いてみた次第。
2024年6月時点では、原因・対処法共にわかっていないのと、現状公式からの対応情報などが発表されていないので、ユーザー側でできる対処法は特に無い感じですな。
(一応Defragglerで空き領域のデフラグを行うと一時的に改善されたんですが、元通りとまでは行きませんでしたし、ワリとすぐに書き込み速度が2,100MB/s前後まで再低下しました。)
個人的にはファームウェアアップデート等で対応して貰えるとラクでありがたいんですが、ネット上でこの現象が報告され始めてから現在に至るまでの数ヶ月間、公式からの情報が無いので期待薄と言った印象。
製品自体は5年保証があるので交換や返品はできると思いますが、私はCドライブとして使っている事もあり、交換するにしても返品するにしてもシステムを一度別のSSDに移行しないといけないので、なかなか面倒な事になりそうで参っています。
Cドライブとして使っている限りは、(今のところ)書き込み速度が低下していることによる実害を感じていないので、期待薄ではあるけどSK hynix公式の動きをもう少し待ってみようと思います。
以上でこの記事はおしまいです。
この記事が役に立ったり、参考になったりした場合は、ブログやTwitter・Facebookなどで興味がありそうな方にこの記事を紹介してくださると、とても嬉しいです。ぜひよろしくお願いいたします。
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