この記事では、Dyson V8(SV10)を分解掃除する方法と、その手順を写真と共に解説しています。
濡れたモノや湿ったモノを吸ってしまって、それ以降異臭が取れない。という場合は(保証期間が残っているなら保証サービスを利用した方が確実に良いけど)この記事を参考に分解掃除すればだいたい解決できるかと。
初めにDyson V8の分解・掃除に必要なモノと、あると良いモノを挙げていくと…
必要なモノ
T8ドライバー(分解に必須。T9やT10の方が回しやすいネジもあるので精密ドライバーのセットがあれば便利)
プラスチックのヘラ(できればカーボンはがしヘラのような鋭さのあるモノ)
あると良いモノ
ピッタリフィットするマスク 1
紙パック式の掃除機 2
ホコリを落とすハケやブラシ
ビニール袋 3
雑巾代わりに使える薄い布
アルコールスプレー 4
洗剤((水洗いする場合。ジョイとかでOK))
という具合。
それではDyson V8を分解・掃除する際の流れをザックリ紹介しますと…
クリアビン(ゴミのタンク)の取り外し・清掃
サイクロン部の取り外し
サイクロン部の分解(メチャクチャ大変)
サイクロン部の清掃
(水洗いした場合は)各パーツの乾燥
各パーツの組み立て
という具合。
Dyson V8のクリアビン(ゴミのタンク)を取り外す手順としては…
ゴミ捨ての際と同様にハンドルを上方向に引いて、サイクロン部を上に持ち上げます。
底面バッテリー近くに赤いパーツがあるので、その部分を押しながらクリアビンを下方向に引っ張ります。
するとクリアビンが外れるので、大ざっぱ汚れはハケと掃除機で吸って、後はアルコールスプレーと雑巾などを使って掃除していきましょう。
底面のパッキン周辺は、パッキンを外して掃除するのが手っ取り早いですが、パッキンを外すのが面倒であればプラスチックのヘラを布で包んだヤツを差し込むと、ワリとラクに掃除できます。
また、新品ではパキッと透明なクリアビンですが、ある程度使っていると自然と磨りガラス状にくもり、半透明になります。
これは砂埃のような微粒子の粒がサイクロンの勢いでクリアビンに打ち付けられてできるキズなので、
超微粒子のコンパウンド(研磨剤)で磨く
シリコンスプレーなどで内側にツヤを出す
などの方法で目立たなくする事もできますが、使っているとまた自然と曇っちゃうのでこちらもまた「気にしないようにする」というのが現実的ですな。
Dyson V8のサイクロン部に関しては、ザックリ言うと
「外せるネジを全部外して、ツメで固定されている部分をヘラで外して分解掃除する」という流れになります。
Dyson V8のサイクロン部の取り外しは、モーター部付近にある赤いボタンを押しながら、サイクロン部を持ち上げればOK。
サイクロン部を取り外したら、本体との接続部付近にハンドル部分を固定するトルクスネジが6本あるので外します。
6本のトルクスネジを外せたら、ハンドル部分を取り外します。
ハンドル部分を外したら、サイクロン部をひっくり返して金属メッシュ(シュラウド)パーツを外していきます。
方法としては、金属メッシュ(シュラウド)パーツの土台部分にヘラを差し込み、テコの要領で内側のツメを外していきます。
かなりピッタリくっついていて、ツメの数も多いのでヘラを差し込んでは、ツメがパチッと鳴るまで上方向にテコの要領で動かし、パチッと鳴ったらちょっとヘラを横にずらす。
という作業を2周くらいやると、だいたい全てのツメが外れます。
ここで私が使っているのはカーボンはがしヘラ。
先端に向かって薄くなっているので差し込みやすく、先端部はダイソンのツメよりも弱いのか、内側のツメを折る事なく外す事ができました。
ツメが外れたら、後は単純に金属メッシュ(シュラウド)部を掴んで上方向に引っ張れば外れます。
結構な力が必要なので、頑張りましょう。
金属メッシュ(シュラウド)部を外した様子。
正確にどれがツメかは解らないんですけど、緑色の丸でマークした辺りがツメになっています。
更にサイクロンユニットを分解するため、緑色の丸でマークしている5ヶ所にトルクスネジ(T8)を外し、内側のカバーを外します。
カバーを外すと内側に4つのトルクスネジがあるので、こちらも外します。
あとのパーツはハマっているだけなので、単純に引っ張れば分解できます。
一通り分解したパーツを並べるとこんな感じになります。
サイクロン部の分解ができたら、あとは好きなように掃除していきましょう。
大して汚れていないところはハケでホコリを飛ばしながら掃除機で吸うだけでも充分キレイになりますし、 5汚れがひどいところは洗剤とブラシを使ってジャブジャブ水洗いしてもOKです。
濡れたり湿ったりしたまま組み立ててしまうと、そこにホコリや粉塵が付着してカビたりする事もあるので、水洗いした場合は、各パーツを拭き取って、完全に水気がなくなって乾くまで待ちましょう。
サイクロン部の掃除と乾燥が済んだら、あとは元通りに組み立てていきましょう。
基本的には、はめ込んでネジを締めていくだけですが、順番に迷ったらこの記事を上にスクロールしていって、載っている写真を見ればなんとなく分かるかと。
この記事ではDyson V8(SV10)を分解掃除する方法・手順を解説いたしました。
ダイソンに限らずサイクロン式の掃除機は、濡れたり湿ったりしたモノを吸うとサイクロン部の汚れが水を吸って固まり、どうにもならなくなる事が多々あるので、その際の参考になれれば嬉しいです。
ダイソンのフィルターを水洗いすると、完全に乾くまで、少なくとも24時間は乾燥させる必要があります。
その間はもちろん掃除機として使えないので、互換品の安いモノでも予備のフィルターセットを用意しておくと、乾燥を待っている間も予備のフィルターで掃除できて便利ですな。
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そして普通の(常に口が開いている)ゴミ箱にダイソンのゴミを捨てると、それ以降ゴミ箱に何か入れる度に粉塵が舞ってワリと困るので、ダイソンのゴミを捨てる用のゴミ箱としてフタ付きのバケツを選んだ次第。
INOUE カーボンはがしヘラ 40mm 17041
ダイソンの掃除機はサイクロンユニットやプレフィルター等、一部のパーツがツメで固定されているので、それを分解する際にプラスチック系のヘラがあると便利。 金属製のヘラだと固すぎてダイソン側のパーツを壊しそうになって怖いんですけど、プラスチック系のヘラだとヘラの方が負けるので、ザツに使っても傷をつけにくいのが地味に便利ですな。 また、プラスチック製のヘラはコジる様な使い方をするとすぐに刃先が鈍って再起不能になってしまうんですけど、コチラはカーボンが含まれている事もあってか、刃先が鈍ってもヤスリや砥石で削って研げば鋭さが復活します。
濡れたモノや湿ったモノを吸ってしまって、それ以降異臭が取れない。という場合は(保証期間が残っているなら保証サービスを利用した方が確実に良いけど)この記事を参考に分解掃除すればだいたい解決できるかと。
Dyson V8の分解・掃除に必要なモノ
初めにDyson V8の分解・掃除に必要なモノと、あると良いモノを挙げていくと…
必要なモノ
あると良いモノ
という具合。
最低限ネジを外すのに使うT8ドライバーと、サイクロン部のツメを外すのに使うヘラさえあれば、分解自体はできます。
ただ、作業中の粉塵がスゴいので、マスクや紙パック式掃除機も無いとキツい感じでした。
Dyson V8を分解・掃除する際の手順
それではDyson V8を分解・掃除する際の流れをザックリ紹介しますと…
という具合。
実際の流れとしてはカンタンに外せるところから外していって、順に分解・掃除していく形ですな。
順に詳しく見ていくと…
順に詳しく見ていくと…
クリアビン(ゴミのタンク)の取り外し・清掃
Dyson V8のクリアビン(ゴミのタンク)を取り外す手順としては…
ゴミ捨ての際と同様にハンドルを上方向に引いて、サイクロン部を上に持ち上げます。
底面バッテリー近くに赤いパーツがあるので、その部分を押しながらクリアビンを下方向に引っ張ります。
するとクリアビンが外れるので、大ざっぱ汚れはハケと掃除機で吸って、後はアルコールスプレーと雑巾などを使って掃除していきましょう。
(無水エタノールみたいなバリバリに濃いアルコールだとすぐ乾いてしまって使いにくいのと、クリアビン自体が変質する恐れもあるので、キッチン用などのほどほどに薄いアルコールスプレーの方がオススメです。)
底面のパッキン周辺は、パッキンを外して掃除するのが手っ取り早いですが、パッキンを外すのが面倒であればプラスチックのヘラを布で包んだヤツを差し込むと、ワリとラクに掃除できます。
ただ、パッキン周辺はダイソンの構造上すぐに汚れるので、「気にしないようにする」というのが現実的かも知れません…
また、新品ではパキッと透明なクリアビンですが、ある程度使っていると自然と磨りガラス状にくもり、半透明になります。
これは砂埃のような微粒子の粒がサイクロンの勢いでクリアビンに打ち付けられてできるキズなので、
などの方法で目立たなくする事もできますが、使っているとまた自然と曇っちゃうのでこちらもまた「気にしないようにする」というのが現実的ですな。
(一応交換用部品としてDyson公式サイトから3,300円で取り寄せる事もできますが、結局すぐ曇るので…)
サイクロン部の取り外し・分解・清掃
Dyson V8のサイクロン部に関しては、ザックリ言うと
「外せるネジを全部外して、ツメで固定されている部分をヘラで外して分解掃除する」という流れになります。
サイクロン部の取り外し
Dyson V8のサイクロン部の取り外しは、モーター部付近にある赤いボタンを押しながら、サイクロン部を持ち上げればOK。
強いて言うなら、先にクリアビンを外しておくと、作業がやりやすいですな。
サイクロン部の分解(メチャクチャ大変)
サイクロン部を取り外したら、本体との接続部付近にハンドル部分を固定するトルクスネジが6本あるので外します。
Dyson V8のサイクロン部に使われているネジはT8のドライバーで全て外せますが、T9やT10の方が回しやすいネジもあるので、安物でもT8/T9/T10のビットも含まれている精密ドライバーのセットがあると便利です。
6本のトルクスネジを外せたら、ハンドル部分を取り外します。
ハンドル部分を外したら、サイクロン部をひっくり返して金属メッシュ(シュラウド)パーツを外していきます。
方法としては、金属メッシュ(シュラウド)パーツの土台部分にヘラを差し込み、テコの要領で内側のツメを外していきます。
かなりピッタリくっついていて、ツメの数も多いのでヘラを差し込んでは、ツメがパチッと鳴るまで上方向にテコの要領で動かし、パチッと鳴ったらちょっとヘラを横にずらす。
という作業を2周くらいやると、だいたい全てのツメが外れます。
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ここで私が使っているのはカーボンはがしヘラ。
先端に向かって薄くなっているので差し込みやすく、先端部はダイソンのツメよりも弱いのか、内側のツメを折る事なく外す事ができました。
ツメが外れたら、後は単純に金属メッシュ(シュラウド)部を掴んで上方向に引っ張れば外れます。
結構な力が必要なので、頑張りましょう。
金属メッシュ(シュラウド)部を外した様子。
正確にどれがツメかは解らないんですけど、緑色の丸でマークした辺りがツメになっています。
更にサイクロンユニットを分解するため、緑色の丸でマークしている5ヶ所にトルクスネジ(T8)を外し、内側のカバーを外します。
カバーを外すと内側に4つのトルクスネジがあるので、こちらも外します。
あとのパーツはハマっているだけなので、単純に引っ張れば分解できます。
一通り分解したパーツを並べるとこんな感じになります。
ここまで分解できたらヤマ場は越えたみたいなモノですな。
サイクロン部の清掃
サイクロン部の分解ができたら、あとは好きなように掃除していきましょう。
大して汚れていないところはハケでホコリを飛ばしながら掃除機で吸うだけでも充分キレイになりますし、 5汚れがひどいところは洗剤とブラシを使ってジャブジャブ水洗いしてもOKです。
強いて言うなら、水洗いする時は水を掛けるだけだと、粉塵が水を吸って粘土みたいになる事もあるので、ハケやブラシと洗剤を併用してシッカリ洗うのがポイントですな。
(水洗いした場合は)各パーツの乾燥
濡れたり湿ったりしたまま組み立ててしまうと、そこにホコリや粉塵が付着してカビたりする事もあるので、水洗いした場合は、各パーツを拭き取って、完全に水気がなくなって乾くまで待ちましょう。
私の場合は拭いたあとのパーツを新聞紙の上に広げて3日ほど放置して乾かしました。
各パーツの組み立て
サイクロン部の掃除と乾燥が済んだら、あとは元通りに組み立てていきましょう。
基本的には、はめ込んでネジを締めていくだけですが、順番に迷ったらこの記事を上にスクロールしていって、載っている写真を見ればなんとなく分かるかと。
組み立てが済んだらDyson V8の分解掃除は完了です。
お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
Dyson V8(SV10)を分解掃除する方法・手順のまとめ
この記事ではDyson V8(SV10)を分解掃除する方法・手順を解説いたしました。
ダイソンに限らずサイクロン式の掃除機は、濡れたり湿ったりしたモノを吸うとサイクロン部の汚れが水を吸って固まり、どうにもならなくなる事が多々あるので、その際の参考になれれば嬉しいです。
個人的な要望としては「もっとメンテナンスしやすい構造にしてよ」という感は正直ありますが、でもまあDyson V8はT8ドライバーとヘラで分解できるだけ、まだマシな方だったりします。
この記事が役に立ったり、参考になったりした場合は、ブログやTwitter・Facebookなどで興味がありそうな方にこの記事を紹介してくださると、とても嬉しいです。
ダイソン関連の記事一覧
おまけ:ダイソンを使う上であると便利なアイテム
この段ではダイソンの掃除機を使う上で、あると便利なアイテムを紹介しています。予備のフィルターセット
直径の大きな、フタ付きのバケツ(ゴミ箱として使うのに便利)
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ダイソンの良いところとして、ゴミを捨てる際にレバーを引くと、サイクロン部表面の汚れをある程度そぎ落としてくれて、「掃除機の掃除をある程度省ける」点があるんですけど、その際何回かレバーをガチャガチャやっていると、ものスゴい細かな粉塵が舞ってしまうんですわ。
使ってみた印象としては、バケツにダイソンのクリアビン(ゴミのタンク)の下部を入れた状態でゴミ捨てできるので、普通に便利。
似たようなサイズ感のフタ付きゴミ箱は地味に2,000円とかするモノが多いので、お得な気がしますぞ。
プラスチック系のヘラ(メンテナンスする時に重宝する)
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ダイソンの掃除機はサイクロンユニットやプレフィルター等、一部のパーツがツメで固定されているので、それを分解する際にプラスチック系のヘラがあると便利。 金属製のヘラだと固すぎてダイソン側のパーツを壊しそうになって怖いんですけど、プラスチック系のヘラだとヘラの方が負けるので、ザツに使っても傷をつけにくいのが地味に便利ですな。 また、プラスチック製のヘラはコジる様な使い方をするとすぐに刃先が鈍って再起不能になってしまうんですけど、コチラはカーボンが含まれている事もあってか、刃先が鈍ってもヤスリや砥石で削って研げば鋭さが復活します。
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