△あまり参考にならない公式動画
ダイソン公式では、月に1回の頻度で上の動画のように水道水でチャチャっと洗うように案内されています。
が、この洗い方では、フィルターの構造上、内部のホコリが一定以上大きさになると取り除くのが難しく、なんならホコリを濡らして乾かすだけの謎の作業になってしまいがち。
ホコリが詰まった状態で濡れたり乾いたりを繰り返していると、シンプルに不衛生ですし、イヤなニオイがしてくる事もあるので、フィルターに関してはもう少しシッカリ掃除したいところ。

そこで今回は、フィルター内の大きなホコリも取り除けるように、ダイソンのプレフィルターを分解掃除する方法を紹介する次第です。
注意点として、今回紹介する方法は、プレフィルター上部を壊す恐れがあります。
そのため、日常的なメンテナンスというよりは、「買い換える前の、最後の手段」程度の感覚で捉えてもらえると幸いです。

また、今回の方法が使える対応機種はDyson V8/V7/V6/DC74/DC62/DC61と、Dyson V8 SV25/Dyson V7 SV37/になります。
目次
Dysonのプレフィルターを分解する方法

先に「ダイソンのプレフィルターってなに?」という方のために、チョロッと解説しますと……
Dyson V8以前のモデルに使われている2個のフィルターの内の1つで、サイクロン部だけで処理しきれなかったホコリや粉塵をキャッチするためのモノです。
清掃や交換の際は、上の写真のように単純に引っ張れば外せます。
そのプレフィルターを分解する手順としては……
- プレフィルターのツメ周辺にヘラを差し込む
- ヘラを上方向に押して、上部パーツをずらす
- 他のツメも同様にずらしたら、上部パーツを引っ張る
という流れになります。
それぞれを詳しく見ていくと……
1.プレフィルターのツメ周辺にヘラを差し込む

プレフィルターはザックリ上部パーツとフィルターの2つに分解できて、3つのツメで固定されています。
まずはそのツメと上部パーツの間にヘラ差し込みましょう。
ポイントとしては、ヘラの刃先がツメの上を乗り越えるように差し込む事。
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ちなみにヘラは「カーボンはがしヘラ」というモノを使っています。
2.ヘラを上方向に押して、上部パーツをずらす

ヘラを差し込んだら、そのままヘラを上方向に押して、上部パーツを少しずらします。
このまま一気に外したくなりますが、そうすると高確率で上部パーツを壊してしまう(1敗)ので、少しずらす程度に納めておきましょう。

目安としては、ヘラを抜いても上部パーツが元の位置に戻らない程度ですな。
3.他のツメも同様にずらしたら、上部パーツを引っ張る


他のツメからも同様にずらしていきます。
3個あるツメの内2つを外したら、後は上部パーツを引っ張るだけでOKです。
分解したDysonのプレフィルターを掃除する方法
ここからはホコリなどの汚い写真が出てくるので注意してください。
閲覧注意 分解したフィルターの中を見ると……

汚い写真で恐縮ですが、分解したフィルターの中を見るとこんな感じ。
上部パーツを外しただけでコレだけのホコリが出てきました。
このフィルターは冒頭に載せたダイソン公式推奨の洗い方で洗って、乾かした後のモノ。
このあとフィルター部をひっくり返して叩くと更にホコリが落ちてきたので、結構な汚れが残っていた事が見てとれますな。
分解したフィルターの掃除方法
ここまで分解できたら、方法としては単純に掃除機でフィルター内のホコリを吸い取ったり、フィルターを水洗いするだけで、かなりホコリを落とせます。

強いて言うなら、水洗いする時は流水だけじゃなくて、フィルター全体を水に浸してジャブジャブ洗うと、よりホコリを落としやすいかな……

少なくともダイソン公式が推奨する方法で掃除するよりは格段にキレイになりますぞ。
追記:本末転倒かも知れませんが……
△予備として使うなら互換品の安いモノでも充分使える。
ダイソンのフィルターを水洗いすると、完全に乾くまで、少なくとも24時間は乾燥させる必要があるので、その間掃除機として使えません。

「買い換える前に」と題した記事でこんな事を言っては本末転倒かも知れませんが、予備のフィルターセットを用意しておくと、水洗いして乾かしている間も予備のフィルターで掃除できるので、互換品の安いモノでも予備のフィルターセット買っておくと便利ですぞ。
【買い換える前に】Dysonのプレフィルターを分解掃除する方法【まとめ】

そんな訳でこの記事ではダイソンのプレフィルターを分解掃除する方法を紹介いたしました。
冒頭で触れたように、分解する際にフィルター上部を壊す恐れがあるので、あまり積極的にオススメするような感じの方法ではありません。

ですが、長い期間使っていて吸引力が落ちていたり、フィルターから変なニオイがしている場合は、プレフィルターを分解掃除すると解決できる事もワリとあるので、「買い換える前の、最後の手段」程度の感覚で捉えてもらえると幸いです。

以上でこの記事はおしまいです。
この記事が役に立ったり、参考になったりした場合は、ブログやTwitter・Facebookなどで興味がありそうな方にこの記事を紹介してくださると、とても嬉しいです。ぜひよろしくお願いいたします。
また、今後もダイソンのメンテナンスなどに関する記事を書いてゆく予定なので、興味のある方はお気に入りやブックマークに登録してもらえると、お役に立てると思いますぞ。
(この下にダイソンに関連する記事へのリンクが表示されます)
ダイソン関連の記事一覧
おまけ:ダイソンを使う上であると便利なアイテム
この段ではダイソンの掃除機を使う上で、あると便利なアイテムを紹介しています。予備のフィルターセット
直径の大きな、フタ付きのバケツ(ゴミ箱として使うのに便利)
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ダイソンの良いところとして、ゴミを捨てる際にレバーを引くと、サイクロン部表面の汚れをある程度そぎ落としてくれて、「掃除機の掃除をある程度省ける」点があるんですけど、その際何回かレバーをガチャガチャやっていると、ものスゴい細かな粉塵が舞ってしまうんですわ。


使ってみた印象としては、バケツにダイソンのクリアビン(ゴミのタンク)の下部を入れた状態でゴミ捨てできるので、普通に便利。
似たようなサイズ感のフタ付きゴミ箱は地味に2,000円とかするモノが多いので、お得な気がしますぞ。
プラスチック系のヘラ(メンテナンスする時に重宝する)
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ダイソンの掃除機はサイクロンユニットやプレフィルター等、一部のパーツがツメで固定されているので、それを分解する際にプラスチック系のヘラがあると便利。 金属製のヘラだと固すぎてダイソン側のパーツを壊しそうになって怖いんですけど、プラスチック系のヘラだとヘラの方が負けるので、ザツに使っても傷をつけにくいのが地味に便利ですな。 また、プラスチック製のヘラはコジる様な使い方をするとすぐに刃先が鈍って再起不能になってしまうんですけど、コチラはカーボンが含まれている事もあってか、刃先が鈍ってもヤスリや砥石で削って研げば鋭さが復活します。
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