今回レビューというか感想を書くのは、「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」という、(メディアに載せるニュース系)の文章を書く際の手順やコツなどを紹介・解説している本です。
先に読んだ感想をサラッと書いておくと、「最後まで読んでもらう事」を最終目的として、「あったことを伝える文章の組み立て方」を教えてくれる感じなので、「ニュース記事や報告書的な文書の作り方を知りたい方向け」といった感じでしたわ。
目次
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング はどんな本か
Amazon:新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
この本はエンタメ系のニュースサイトを運営しているナタリーで新人向けに行なっている、文章や記事の書き方教室の内容を、一般向けに解説・紹介している本です。
内容としては、文章や記事を書いたことがない方向けに、文章や記事を完成させるためにはどのような準備をして、どんな風に進めていくのかを順序立てて丁寧に紹介している形ですな。
私が買った時は日替わりセールの対象になっていて、499円でした。
読み終わるまでに掛かった時間は6時間くらいですな。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニングを読んだ感想
読んだ感想としては、「良くも悪くもメディアのニュース記事の作り方に特化している本」という印象ですな。
内容としては「最後まで読んで読んでもらう」事を最終目的として、「どのような準備をするか」や、「題材に対する話題の選び方」,「優先順位の付け方」,「構成の考え方」などを主に扱っていて、
案内に沿っていけば途中で詰まることなく、題材の価値損なわない文章やあったことを伝える文章,つまりはエンタメ系ニュースサイトみたいな文章や,報告書的な文章を組み立てられるようになります。
イマイチな点を挙げると、この本で学べるのは「あったこと」や「起きたこと」等の既にテキストとして存在している情報を「部品」として捉えて、
- 「切り落とす」
- 「順番を変える」
- 「組み合わせる」
- 「つなぐ」
上に挙げたような作業をして文章の形に組み立てる方法であること。
これは元となるネタを作らなくてもいいニュース系の記事だからこそ活きる手法なので、
「自分の頭の中にある気持ちや感覚を伝える文章を書きたい」となった時,元ネタになる「部品の作り方」が分からなくてメチャクチャ行き詰まります。
(ゴリゴリに応用すれば書けるけど、それができる人はこの本を読む必要がないと思う)
【読んだ本の感想・レビュー】『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』のまとめ
Amazon:新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
そんな訳で「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読んだ感想をAmazon風に書いてみると…
(5段階評価)
総合的なおすすめ度:
役立ち度:
面白さ:
通常価格でのコスパ感:
てな具合。
少し星が少ないのは上にもチョロッと書きましたが「良くも悪くもメディアのニュース記事の作り方に特化している」からですな。
ナタリー系のサイトにある記事を読めば分かるんですけど、ナタリー系サイトの記事は「記事」という言葉本来の意味1通りのモノで、「あったこと・起きたことを伝える」という事に徹している2んですわ。
この本はナタリー系サイトの記事の書き方を「文章の書き方」として一般向けに順序立てて教えてくれているんですけど、元となるネタを作らなくてもいいニュース記事だからこそ活きる手法であり、私の目的である「自分が感じた気持ちや感覚を伝える文章」を書く際の助けにはならなかったというか、正直活かしにくい感じでしたな。
敬具
この記事で感想を書いた本
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