どうもこんにちは。ようやくPC作業用の椅子を買い換えたもじゃおです。
以前「使っている椅子が虫の息で買い換えたいから、3万円前後でめぼしい椅子をまとめたぜ」って感じの記事を書きましたが、今回はその中で検討していたバウヒュッテの「RS-800」というゲーミングチェアを購入してしばらく使ってみたので、その感想なんかを書いていく次第。
先に結論を言ってしまうと、3万円未満のモノでは珍しく多機能なんだけど、座面や背もたれが真っ平らに近くてランバーサポート(腰あて)なども無く、疲れにくい座り方への誘導がないので、「悪くはないけど、ちょっと物足りない」といった感じでした。
その他にも実際に使っている中で感じた良かった点やビミョウだった点、それを踏まえた上で「ココがこんな風になってるモノが良いよ」というような、「PC作業用の椅子を選ぶ上でのポイント」みたいな事も合わせて書いているので、ゲーミングチェアの購入を検討している方や、これからPC作業用の椅子を選ぶ際の参考になれれば幸い。
目次
バウヒュッテ RS-800はどんなゲーミングチェアか?という解説とか
始めにコレ(RS-800)がどんなモノか?という事についてザックリ紹介すると、
バウヒュッテというメーカーが出しているゲーミングチェアです。
同社のハイバック型ゲーミングチェアの中では最安クラスのモノですな。
機能や仕様なんかの詳細は上の公式サイトを見るとわかりやすいんですけど、アームレスト(肘掛け)の高さや角度を調節できたり、リクライニングはもちろん、ロッキング機能もあったりと、この価格帯のゲーミングチェアにしては機能が豊富な製品ですな。
ちなみに私が購入した際の価格は24,942円でした。
バウヒュッテ RS-800を選んだ経緯とか
PC作業用の椅子を買い換えるに至った経緯については以前書いたので、
ここでは何故「RS-800」を選んだのか?という理由を挙げていきますと、
- 1日本企業が取り扱っているゲーミングチェアの中では格安
- 高さや角度を調節できるアームレストなど、機能が豊富
- もう一つ候補として考えていた「HBADAのモノ」と比べて若干安かった
てな具合ですな。
ザックリ言うと一定以上の機能が搭載されたマトモそうなゲーミングチェアの中では格安だったのと、バウヒュッテという日本企業が取り扱っている製品だから、もし不良品だったとしても交換して貰えるだろうという、ちょっと後ろ向きな理由で選んだんですわ。
で、組み立ててしばらく使ってみた感想を先に言ってしまうと、「悪くないけど、ビミョウに物足りないかも」みたいな感じ。
製品のパッケージ内容については下の段に書いている次第。
バウヒュッテ RS-800のパッケージ内容
パッケージの内容としては、
座面/背もたれ/アームレスト×2/アームレストの接続部を保護するためのカバー×2/座面とシリンダーを接続するための金具/ネジ類/ガスシリンダー/土台部分/キャスター×5個/組み立て説明書
てな感じ。
座面を見てみると手前側(ヒザの裏側にあたる部分)が気持ちせり上がっている程度で、あとは凹凸があるけど全体として平らな作りになっています。
背もたれの形状は、両サイドがせり上がっていますが、実際に背中が当たる部分はほぼ真っ平らですな。
頭が当たる部分だけ気持ち前傾している程度。
座面・背もたれの素材は、しっかりとした厚みのあるメッシュ生地といった雰囲気。クッションの素材は(たぶん)密度が高くて固めのウレタン。
使ってみた印象としては、蒸れたりはしないんだけど風が通らなくて若干熱が籠もる感じかな。
組み立ての手順としては、
- 土台部分にキャスターとガスシリンダーを取り付ける
- 座面と背もたれをネジ止めして接合する
- 座面裏側からアームレストをネジ止めして接合する
- 座面裏側に金具を取り付ける
- 土台部分と椅子部分を合体させる
てな具合。
本筋とは関係が無いんですけど、Amazonなどでは「だいたい20分前後で組み立てできました」というレビューを多く見かけたのですが、私が組み立てたところ全然1時間半くらい掛かっちゃったので、「みんな手際が良いんだなぁ」と思った次第ですわ。
バウヒュッテ RS-800をしばらく使ってみた感想とか
そんな訳でココでは実際にしばらく使ってみた印象を書いていきたいんだけど、初めにザックリ言ってしまうと、「悪くないけど、ビミョウに物足りないかも」という具合。その辺も含めてビミョウだった点・良かった点を挙げていきますと…
ビミョウだった点
座面・背面のクッションは少し固め
座面・背面のクッションは共に密度が高く、詰まっている印象。
たぶんこの方が長年使う際のヘタりが少なくて済むと思うんですけど、
私の体格というかガリガリさではもう少しクッション性が高くないと、座骨とクッションでお尻が板挟みになってキビシイですな。
座面に関しては結局以前購入した、「ボディードクターザ・シート」を敷いて座っています。
座面・背面が真っ平らに近い
座面に関しては前部(太ももの裏側にあたる部分)が気持ちせり上がっている程度で、あとは殆ど真っ平ら。
座り方の自由度が高いと言えば聞こえは良いんですけど、実際のところは疲れにくい座り方への誘導がないのでその辺は座っている人が意識してやんなきゃイケないのが少し残念ですな。
背面に関してもほぼ真っ平らで、頭部分だけがほんの少し前傾するような形になっています。
そしてランバーサポートなども無いので、背もたれのご利益を受けるには「椅子本体を机ギリギリまで近づけて深く座る」という運用をしないとイケないので少し不便。
アームレスト(肘掛け)が固い
△ザツな切り抜きで恐縮です
この価格帯の椅子で高さや角度を調節できるアームレストを搭載している事自体ありがたい事なんですけど、ヒジが当たる樹脂の部分の素材が固いんですわ。クッション性は殆どないといっても良い感じ。
腕の側面が当たるだけならまだ平気なんですけど、ヒジが直接アームレストに当たると、皮膚がヒジの骨と固いアームレストとの間で板挟みになって地味に痛いです。
Yシャツみたいに腕の側面にボタンが付いている服を着ていても、そのボタンが腕に食い込んで若干痛いですな。
また、樹脂部分と金属部分の建て付けがアバウトで、ヒジが当たる樹脂の部分はどうやってもグラグラするのも少し気になりました。
良かった点
座面がちょっと前傾する
コレに関しては特に聞いていなかったので期待してなかったんですけど、体重を前にかけると座面というか椅子全体が前傾します。角度としてはたぶん2~3度くらい、座面先端の高さで言うとたぶん3cmくらいしか変わらないんですが、それでもこの機能のおかげで前傾姿勢を取っても太ももの裏側が圧迫されないので嬉しいです。
肘掛けの高さや角度を調節できる
高さはだいたい10cmくらい、肘掛けの角度は「真っ直ぐ」「内向き(ハの字)」「外向き(V字)」の範囲で調節できます。
キーボードで文章を書く時や、RPGゲームみたいなノンビリプレイできるゲームをする時は高めのハの字型に調節して腕を支えながら作業して、
FPS等の腕をブン回すゲームをするときはヒジや腕が当たらないようにガッツリ下げておく。というような使い方ができるので便利です。
安いゲーミングチェアやオフィスチェアだとマシなモノでも高さ調整くらいしかできないので、この辺の機能が充実しているのは嬉しいですな。
椅子本体はシッカリしている
正直作りに関しては「まあボチボチ」といった雰囲気なんですが、座っていてもムダにグラグラもしないし、ワリと安定感があってシッカリしている印象。
「バウヒュッテ最安クラスのゲーミングチェア「RS-800」自腹レビュー! 安いし機能が豊富だけど…」のまとめとか
今回はバウヒュッテ最安クラスのゲーミングチェア RS-800をしばらく使っている中で感じた事を書いてみた次第。
ザックリまとめると、確かに価格のワリには機能が多いし、椅子としてもシッカリしているんだけど、「座面や背もたれの形状によってラクな(疲れにくい)体勢へと導く仕組みが無い」のがちょっと物足りない感じでしたな。
個人的には「だいぶマシにはなったけど、格段に良くなったわけでは無い」という感じで、「掛けたお金に対しての快適になり具合」が少し物足りない買い物になっちゃいましたな。
とりあえず私は後付けのランバーサポートを注文しました。
PC作業用の椅子を選ぶ時、失敗しないためにを買う前にやっておいた方が良い事
Amazon:Hbada E208
△後になって色々試したところ私の目的だと候補に挙げていたHBADAのモノを選んだ方が良さそうでしたな。
そんな訳で今回は「製品自体は悪くないけど、ちょっと物足りない」という具合だったので、これからPC作業用のイスを買おうとしている方向けに、実際購入する前にやっておいた方が良い事を一つ書いておきますと、
家具屋さんで色んな椅子に座って自分の理想に近いモノを見つけておく
という事ですな。
私の場合この手の椅子を試せるお店が近くになかったので、フィーリングでいきなりコレを買っちゃいましたが、できればニトリとかいろんな形の椅子があるお店で、色んな椅子に座ってみて、
「こういう感じのイスが良いな」みたいなイメージを固めてから、実際に購入するモノの検討に入る事をオススメします。
そうすることで「カッコいいけどしっくりこないな…」的な、失敗とまでは行かないけど期待よりも満足度が低くなっちゃうのを防げると思いますぞ。
特にゲーミングチェアやPC作業用の椅子は「形や素材によって機能を実現している」モノが多くあるので、「座ってみて良かった椅子」やそれに似た構造の椅子を選ぶようにすると大きく外れる事はないかと。
加えて、私が購入して使っているバウヒュッテのRS-800でビミョウだった点を踏まえた上で改めて「PC作業用の椅子を選ぶ際のポイント」を考えてみると、言える事としては、
- 座面や背もたれの形状によって「ラクな(疲れにくい)体勢へと導く仕組み」がある
- 高さや位置を調節できるランバーサポートがある
- 肘掛けの素材が固すぎない
以上の点も考慮に入れた上で選ぶのが良さそうですな。
その辺も加味すると私が以前リストアップして検討していた製品で言うと、「HBADAのモノ」を選べば良かった感は正直あります。
以上でこの記事はおしまいです。
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- 製造は中国だけど [↩]