どうもこんにちは。去年の12月に購入して以来愛用していた蓄熱式の湯たんぽが壊れてしまって、ビミョウに悲しいもじゃおです。
今回は、2020年5月末時点で最安クラスの超軽量マウス,Hati HT-M CLASSICのレビューというか使った感想を書いてゆく次第。
忙しい方向けに結論を先に言っておくと、マウスを長時間使用する際の疲れが劇的に軽減されるから、PCゲームを頻繁にプレイする方や長時間マウスを使った作業をする方は、一度試しに使ってみる事をオススメしますぞ。
目次
超軽量マウスとはなんぞや。という話とか(読み飛ばしてOK)
△超軽量マウスの先駆けとなったFinalmouseのAir58 Ninja(現在はプレミア価格になっています)
昔はゲーミングマウスといえばその形状(握りやすさ)や耐久性,センサーの読み取り性能で勝負する世界だったんですけど、業界全体で設計や技術が洗練された結果、ある程度パターンが絞られてしまい、
最近(ここ5年くらい)はガチ勢向けの製品以外、
- マクロ用のボタンを多数搭載する
- 重りの付け外し機構を搭載して重量調節できるようにする
- ハデなLEDのイルミネーション機能を搭載する
といった方向性で個性を演出しているモノが多くなっていたんですわ。
特に最近は「ゲーミング○○=ハデなLEDでメチャクチャ光る」みたいなイメージも定着してきましたな。
でも実際のゲームプレイを考えると、マクロ用のボタンに関しては競技性が高いゲームではマクロ自体が禁止されている事が殆どだし、
重りの取り外しによる重量の調整機能に関しては「重りの付け外し機構を搭載する時点で重くなる」問題があって、マウスを重くしたい人以外にはあまり嬉しくない機能で、
ハデなLEDに関しては「楽しいけどその分重くなっちゃうよね」といった具合で、
その手の製品はゲーミングマウスと名乗ってはいても実際は「メインボタンの耐久性が高い事を除けばあんまりゲームプレイに向いてない」
(むしろマクロや多ボタンに関してはお仕事の際に便利な機能ですな。)
というモノが割りかし多くて、「なんだかなぁ」的な状態だったんですな。
そういった時期が長く続いていたんですが、2018年頃にFinalmouseというメーカーがゲーム配信で有名なNinjaさんとコラボしたマウスのAir58 Ninjaというマウスを発売したんですわ。
コレは機能が限定されている代わりに約58gとメチャクチャに軽く、今までのゲーミングマウスに疑問を抱いていたPCゲーマーの方から真のゲーミングマウスとしてスゴい支持を受けたんですな。
そこから他のメーカーも挙って超軽量型マウスに参入してきた結果、2020年5月現在の時点では「ガチのゲーミングマウス=超軽量マウス」という認識が浸透してきているといった具合。
Hati HT-M CLASSICの概要
Hati HT-M CLASSICはG-Wolvesという中国のメーカーから2019年9月~10月頃に発売された、超軽量(約60g)のゲーミングマウスです。
超軽量マウスは、とにかく軽さを追求する為にゴリゴリに肉抜きして、その上でマウス本体のサイズも小さめにしている事が多いんですけど、
このHati HT-M CLASSICは天面と底面は肉抜きされているものの、両サイドのパネルは肉抜きされていない点、マウス本体のサイズも気持ち小さい程度で普通のマウスと大差ない点、付属品がメチャクチャ充実している点などが特徴ですな。
ワリと色んなカラーバリエーションがあるっぽいんですけど、私が買ったのは黒のツヤ消しモデル。買った時の値段は3,100円でした。(安ッ)
Hati HT-M CLASSIC本体とパッケージの内容
パッケージ内容はマウス本体/楕円形マウスソール8枚(4枚1セット×2)/大型マウスソール2枚(2枚1セット)/交換用ケーブル×1/交換用メインスイッチ×2/サイド用グリップテープ2枚(2枚1セット)/メインボタン用グリップテープ2枚(2枚1セット)/底面保護シール/製品の概要が書いてある紙
という具合。
パッケージ内容というか付属品は超充実していますな。
ゲーミングマウスに交換用のソールが付いている事はタマにあるんですけど、交換用のスイッチやケーブルが付いているのは珍しいです。
付属品を活用すれば酷使してもかなり長期間使い続けられますし、使い勝手を調整する時に必要なモノを最初から同梱してくれているのはメチャクチャありがたいですな。
付属のソールは楕円形のモノと扇形のモノがあります。パッケージにはPTFEと書いてあるのでフッ素(テフロン)系の樹脂ですな。
楕円形のモノの表面には保護フィルムが貼られているので、交換する際は忘れずに剥がしておきましょう。
グリップテープは薄くてシットリした質感のモノ。表面の感触としてはテニスのラケットに巻くグリップテープみたいな感じですな。
ケーブルは本体にセットされているモノ,交換用のモノ共に柔らかくてしなやかな布巻のモノですな。
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上の載せたようなマウスバンジーがあるにこした事はありませんが、コレよりも柔らかくしようと思ったら自分で改造するしか無いレベルなので、標準装備のケーブルとしてはかなりジャマになりにくいモノを使ってくれている印象。
標準で装備されているマウスソールは楕円形のモノが4枚。パッケージにはPTFEとあるのでフッ素系の樹脂ですな。
使ってみた印象としては本体が軽い事もあって滑りは良好な部類。少なくとも標準のマウスソールが耐久寄りの仕様になっているロジクールのマウス全般よりは全然滑りますぞ。
マウス本体はこんな感じ。この手の超軽量型マウスにしてはクセの無い形状で、大きさも標準的だしサイドのパネルに穴が開いていない事もあり、持ち方の自由度は高いですな。
普段使うボタンは左右のメインボタンとホイールクリック,左サイドに付いている、進む・戻るボタンというシンプルな構成。
また、ホイールの手前にある平らなボタンはDPIの変更ボタンで、
デフォルトでは400/800/1200/1600の順番で変わります。
デフォルトでは400/800/1200/1600の順番で変わります。
サイドボタンはシッカリしたクリック感があるモノ。程よい深さと硬さがあるし、位置的にも「押しやすいけど誤爆しにくい」ちょうど良いバランスになっていますな。
本体の重さを量ってみるとケーブルを除けて約63~64g、ケーブルも秤に乗せると100gという具合。
Amazon商品ページに記載されている公称の重量は60gなのでソレよりは僅かに重いんですけど、それでも私が普段作業用に使っているマウスのMX Master 2Sは150gあるのでメチャクチャ軽く感じますわ。
また、大きさも普通のマウスと大差ないし、軽さも相まってどの持ち方をしてもかなり持ちやすい(それ程力を入れずに持てるし、ポジションがズレたりしない)のはエラいですな。
Hati HT-M CLASSICを使ってみた感想というかレビュー
そんな訳で実際にHati HT-M CLASSICを使ってみて感じた、注意が必要な点,そして良かった点を順に挙げていくと、
注意が必要なところ
ホイールの組み込み精度がビミョウかも
△写真で見る限りは普通なんだけど…
Hati HT-M CLASSICにはホイールのチルト機能は無いんですけど、ホイールに対して左から右方向に力を掛けると、チルト機能があるホイールみたいに若干傾いてホイールクリックされます。
その際の反応としてはホイール(中)クリックとして認識されるので、ホイールの組み込みに遊びがあるというか、少し精度がビミョウなのかも知れません。
また、底面のセンサー周りにある丸い部品の精度もワリと大らかですな。
いつまでこの値段で買えるか分かんない
△この記事を書いてる途中で黒色のモノは(たぶん)売り切れちゃってますな
Hati HT-M CLASSICは2019年の10月に日本のアマゾンで買えるようになってから2020年の4月までズッと9,000円前後で販売されていて、ここ数週間で急に3,300円~4,000円というメチャクチャに安い値段で販売されるようになったんですけど、
何でこんなに安くなったのか正直分からない。
(新製品が出るにしてもHati HT-M CLASSICが2020年5月末現在の時点で十二分に最前線で戦っていけるレベルの製品である事には変わりは無いし)という所があるので、いつまでこの3,000円~4,000円前後のお得な値段で買えるかは正直分かんない感じですな。
良いところ
とにかく軽い
一般的なサイズ感のマウスの中では抜群に軽くて、全ての動作が楽ですな。
親指と小指でマウスを挟んで持ち上げるタイプの動かし方をしても全然負担を感じませんぞ。
幅広い持ち方にフィットする秀逸な本体形状
普通のマウスと大差ないサイズ感に、クセの無い形状も相まって持ち方の自由度が高いです。
よっぽど立派な体格の(手が大きい)人じゃない限りは、どんな持ち方をしても快適に使えると思いますぞ。
私の場合は「普段はかぶせ持ちをして手首や肘でマウスを動かすけど、繊細な操作が要求される時は親指と小指で挟むように持って指の力でマウスを動かす」
という事をワリとやるんですけど、そういった場合でも余裕で対応できますな。
という事をワリとやるんですけど、そういった場合でも余裕で対応できますな。
ケーブルがやわらかい
写真では分りにくいんですけど、標準装備のケーブルがかなり柔らかくて、操作のジャマになりにくいのが良いですな。
ソールの滑りも良好
標準で装備されているマウスソールも悪くない造りになっていて、フチが荒れている事も無いし、滑りも良好な部類。
動かしやすくて疲れにくい
上に挙げたようにマウスを使う時ジャマになる要素がシッカリ対策されているので、FPSやTPSゲーム等のマウスをブン回す系のゲーム以外でも「動かしやすくて疲れにくい」という恩恵がありましたわ。
個人的にはグラブルみたいなブラウザゲームの周回作業の疲れが軽減されたのが嬉しかったです。
特にグラブルで言うところのトリガー(俗に言う肉)集めや、アーカルムの周回等のどうしてもマウスクリックとカーソル移動が必要な周回作業に関しては、周回数に対する疲れ具合が劇的に軽減される印象。
充実している付属品
断線やスイッチの故障に関しては自分で修理できるレベルで付属品が付いているので、そうとう酷使する人でも長い期間快適に使い続けられると思いますぞ。
(理由は分からないけど)値段が安い
2020年6月3日時点でも購入できる白色モデルは私が購入した黒色のモノよりは数百円値段が高いんですけど、それでも約3,900円と理由が分からないくらい謎な安さで販売されていますな。
この値段で買えるのならPCゲームを頻繁にプレイする方や長時間マウスを使った作業をする方に限らず、「超軽量型マウスってどんなモノか気になってるだけど…」みたいな方も含めて一度使ってみて欲しい感じですな。
Hati HT-M CLASSICの感想というかレビューのまとめ
てな訳で今回は(たぶん)2020年5月末の時点で最安クラスの超軽量マウス,Hati HT-M CLASSICを使った感想を書いてみた次第。
ザックリまとめると…
ホイールの組み込み精度は謎なところがあるけど、持ちやすさや動かしやすさ,クリック感やソールの滑り等,マウスとしての基本的な完成度は高いし、何よりメチャクチャ軽くて長時間の作業や周回の疲れが劇的に軽減されるのが嬉しい。ってな感じですな。
あと、付属品が充実しているのも良いところ。
私は仕事や文章を書いたりする際はショートカットを複数登録できてホイールの使い勝手が良いロジクールの「MX Master 2S」を、
ゲームや画像編集などのカーソル移動とマウスクリックが主体となる作業を行なう際は今回紹介した「Hati HT-M CLASSIC」を使う。という風に使い分けているんですけど、PCを長時間使った際の疲れがかなりラクになりましたわ。
特にグラブルのトリガー集めに関しては一戦辺り2ポチ減った時くらい疲労感が軽減されるので、FPSやTPSに限らず周回が多いゲームをプレイしている方にはかなりオススメできると思いましたぞ。
【2020年に買って良かったガジェット・電化製品ランキング】で2位に選びました
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【2020年版】買って良かったもの14選!【ランキング】
気づけばもう120以上のレビュー記事や感想を書いた記事を書いている当ブログですが、2020年も年の瀬という事で、ここらで私が今年買って使って特に良かったモノをランキング形式で紹介していく次第です。 ...
続きを見る
- メチャクチャ軽くて持ちやすいため、疲れにくい
- ケーブルが柔らかく操作のジャマにならない
- 付属品が充実していて長く使い続けられる
私はPCでの作業時間が長いので、ゲーム以外の用途でも疲れにくいという恩恵を強く感じられたので【2020年に買って良かったガジェット・電化製品ランキング】で2位にしました。
Hati HT-M CLASSICの他にも買って良かったモノを色々と紹介していますのでよろしければランキング記事もどうぞ!
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