
(上の画像とタイトルだけでこの記事はほぼ完結してるけど一応本文もあります。)
最近になって「モバイルバッテリーが欲しいなぁ」と思い、軽く調べてみたところ、ワリと「チェックした方が良いポイント」があって製品を選ぶのに少し悩んだので、今回やモバイルバッテリーを選ぶ時のポイントと、私なりに調べていて分かった「失敗しにくい選び方」,「おすすめの製品」等を書いてゆきたい所存。
目次みたいなやつ
モバイルバッテリーとはなんぞや
始めにモバイルバッテリーとはどんなモノか?という事について(みんな知ってるかもしれないけど)ザックリ紹介すると、持ち運びできる大容量のバッテリーです。
主な用途としては外出先など,コンセントが無い場所でもスマートフォンやタブレットを充電するために使う事が多いんだけど、最近はUSBから電気を取って使うモノが増えてきたので、より広い意味で「どこでも使えるポータブル電源」みたいに利用する事も多くなってきた感じですな。
あと、私は体を表わしてる感が強いのでこの手の製品を「モバイルバッテリー」と呼んでいますが、他にも「モバイルブースター」とか、「パワーバンク」みたいな呼び方もあるみたいです。
先に結論的な話から。モバイルバッテリーの失敗しない選び方
△2020年4月時点ではRAVPowerの「RP-PB186」という機種が優秀です
次に結論的な事を言ってしまうと、「とりあえずAnkerやRAVPowerヤツを選んでおけばOK」という感じ。
めちゃくちゃザツに聞こえるかもしれないけど、ワリと本気です。
詳しく言うと長くなっちゃうんでザックリ説明すると、モバイルバッテリーは2018年の2月から電気用品安全法の規制対象となったので、PSEマークが無い製品を販売する事ができなくなったんですな。
で、2019年の1月末までは猶予期間があって、実際猶予期間中はPSEマークが無い製品も製造・販売ができる状況にあったんですが、AnkerとRAVPowerの2ブランドはその辺の対応がかなり早かったんですわ。
Cheero,Belkin辺りのブランドもそれに次ぐくらいの速さで対応していたんですが、2020年4月現在の商品ラインナップを見るとバッテリー容量や重量などのサイズ感,後は価格と性能のバランスが優れていて、且つ保証が充実している事からAnkerとRAVPowerの製品をオススメしている次第。
下の段では、選ぶ際のポイントと合わせて、何故こういう結論に至ったのか?という事をもう少し詳しく書いていきます。
モバイルバッテリーを選ぶ際にチェックした方が良いポイント
そんな訳で本題のモバイルバッテリーを選ぶ時の勘所というか、「モバイルバッテリーを選ぶ際にチェックした方が良いポイント」みたいなところを順に挙げていくと、
- メーカーや販売店は大丈夫そうか?
- 目的のデバイスを満足に充電できるだけの性能があるか?
- (モバイルバッテリー本体へも含めて)急速(高速)充電に対応しているか?
- デバイスに合わせて自動で出力を変える機能を搭載しているか?
- (過熱やショート時に自動で停止するような)安全性を高める機能を搭載しているか?
てな感じ。「なぜその点をチェックした方が良いのか?」という事について、それぞれをもう少し具体的に解説していくと、
メーカーや販売店は大丈夫そうか?
最初に地味ではあるんですけど外せない大事なポイントとして、メーカーや販売店は大丈夫そうか?という点を挙げておきます。
どういう事かというと、モバイルバッテリーはメチャクチャ色んなメーカーがや販売店があって玉石混交の状況なので、正直ビミョウな製品もいっぱいあります。
特に、モバイルバッテリー本体の容量は大きいけど変換効率が悪くて、実際はもっと少ない容量でも効率の高い製品の方がたくさん充電できるとか、
大容量だけど急速(高速)充電に対応して無くて充電にメチャクチャ時間が掛かるとか、そういった事がワリとよくあります。
また、コレは論外なんですけど、容積と重量の関係から見てどう考えても不可能な容量を表示しているモノも平気であるので、
信頼できるメーカーのモノか?そして販売店は大丈夫そうか?という点は気に掛けて選んだ方が良いです。
目的のデバイスを満足に充電できるだけの出力性能があるか?
コレに関しては「言わずもがな」って感じかも知れませんが、もう少し詳しく言うと、
スマホに関しては大抵のモバイルバッテリーで問題なく充電できるんですけど、出力が低いモノだとiPadなどのタブレットやUSB Type-Cから充電するタイプのPCを充電する際にメチャクチャ時間が掛かったり、場合によっては充電すらできない事があるんですな。
そういうデバイスを充電する場合は製品の説明欄に「iPadの充電に対応」とか「MacBookの充電に対応」という風に書いてある、出力性能が高い製品を選ぶ必要がある感じ。
逆に言うと、iPadやUSB Type-Cから充電するタイプのPCの充電にも対応しているモノであれば、性能は充分にあるので出力不足の心配が無い。という事でもありますな。
(モバイルバッテリー本体へも含めて)急速(高速)充電に対応しているか?
△USB PD入力に対応しているモバイルバッテリーは充電時間が短い傾向にある
モバイルバッテリーの種類というか製品によっては、デバイスへの充電は速くても、モバイルバッテリー本体への充電がミョウに遅いモノがあります。
基本的にモバイルバッテリーはスマートフォンなどのデバイスよりも遙かに容量が大きいので、バッテリー本体の充電には時間が掛かるのが普通なんですけど、バッテリー本体への急速(高速)充電にも対応しているモノだとコレがかなり短縮されて快適になるので、地味に大事なところです。
デバイスに合わせて自動で出力を変える機能を搭載しているか?
デバイスによって充電に必要な出力は違っていて、iPadなどのデバイスを充電する際は高い出力が必要になります。
そこで出力の高いポートがあるモバイルバッテリーを使う事になるんですが、「iPadは特定のポートからじゃないと充電できない」みたいな製品も普通にあります。
「タブレットを充電する時は右のポートを使って、スマホを充電する時は左のポートを使う。でもスマホも右のポートから充電した方が速く充電できるから、タブレットを充電していない時はスマホも右のポートに…」とかやるのは七面倒なのが目に見えている1ので、接続したデバイスに合わせて出力を自動的に変えてくれる機能が搭載されている製品を選びましょう。
(過熱やショート時に自動で停止するような)安全性を高める機能を搭載しているか?
「バッテリーを充電するための大容量バッテリー」という時点で、安全性が大事そうな事はなんとなく解って貰えると思いますが、ショートした際に自動で停止しなかったり、デバイス(若しくはモバイルバッテリー本体)がメチャクチャ熱くなっているのに充電し続けたりするのはかなり危ないので、
そこら辺の危険を減らして、安全性を高める機能を搭載しているモノを選ぶのは大切って感じですな。
結局どんな製品が良いのか
上の段で書いた事をザックリ要約すると、「そこそこ信用できるメーカーの製品の中で、目的に合った容量の急速充電に対応したモノを選べばOK」という感じで、その条件に合う製品であればもちろん何でも良いんですけど、同じメーカーの製品でも仕様がマチマチな事が多いので、個別に調べるのが面倒だったりします。
そんな訳もあり、個人的な結論としてはAnkerとRAVPowerの製品を選ぶのが良さげ。という感じです。
Ankerの製品を推す理由としては、メーカー自体がモバイルバッテリーの黎明期から製品を出しているって言うのもありますが、殆どの製品に下記の機能が搭載されていて、基本性能が高く卒なくまとまっています。
- デバイスに合わせて出力電流を調整する「PowerIQ」機能
- ケーブルの抵抗を検知して出力電圧を調節する「VoltageBoost」機能
- モバイルバッテリー本体への急速充電に対応
- サージ保護機能等の安全性を高める機能を搭載
RAVPowerの製品を推す理由についてもだいたい同じような感じなんですけど、RAVPower関しては新しい仕様をより早いタイミングで導入しているため、スマホなどのデバイス側を買い替えても活躍できる可能性が高いことと、(Ankerと比べて)同等の製品であれば500円くらい安く買えることが理由ですな。
一応イマイチな点も挙げておくと、メーカーとしては「とにかくいち早く市場に製品を提供して、改善点があればフィードバックして直していく」という物作りのスタンスを取っているっぽいので、発売されてから1ヵ月くらいは製品の完成度が甘い事がチョイチョイあります。
そのかわりと言ってはナンですが、AnkerDirect(ダイレクトストア)から購入すると、注文日から数えて18ヶ月間の交換保証が付いていますし、
RAVPowerに関しても公式のSunvalley Brands Gaziettoから購入すると購入日から数えて18ヶ月,製品登録をするとさらにプラスで12ヶ月の保証を受けることができるので、その辺を上手く利用すれば良いかと。
おすすめのモバイルバッテリー
てな訳でココではそんなAnkerのモバイルバッテリーの中から個人的におすすめの製品なんぞを幾つか挙げておこうと思います。
Anker PowerCore 5000
製品名の読み方は「アンカー パワーコア」かな?
容量は5000mAhで、iPhone 8を2回,iPhone 8 Plusを1.3回充電できる。

もじゃお
モバイルバッテリーの中ではかなりコンパクトで重量も134gと,大抵のスマホよりも軽くかさ張らないので、「なんとなく常に携帯する」という使い方もアリですな。
RAVPower RP-PB060
製品名の読み方は「ラブパワー アールピー ピービー ぜろろくぜろ」かな?
容量は6700mAhで、iPhone 8を2.2回,iPhone Xを1.5回充電できる。
5200mAh以上の容量があるモバイルバッテリーとしては2020年2月時点で最小最軽量のモノ。

もじゃお
重さは約125g,サイズもスマホより小さいので「大容量じゃなくてもいいから普段使いできる小さいモバイルバッテリーが欲しいぜ!」という方にはコレが一番オススメ。
Anker PowerCore 10000 PD Redux
製品名の読み方は「アンカー パワーコア いちまん ピーディー リダックス」かな?
容量は10,000mAhで、iPhone XSを2.5回,iPad mini 5を1.2回充電できる。

もじゃお
モバイルバッテリー本体もUSB PD入力に対応しているので、対応した充電器とケーブルを使えば約3時間でフル充電できるのが見どころですな。
RAVPower RP-PB186
容量は10,000mAhで、iPhone 11を2.1回,Galaxy S10を2回充電できる。
製品名の読み方は「ラブパワー アールピー ピービー いちはちろく」かな?
Ankerの同等品と比べると1,000円くらい高く感じるかもしれないけど、実際はクーポンで1,000円くらい割り引かれるのでほぼ同じくらいの値段で売ってますな。

もじゃお
こちらもUSB PD入力に対応しているので、対応した充電器とケーブルを使えば約3.5時間でフル充電できます。
Anker PowerCore Fusion 5000
容量は5000mAhで、iPhone 8を1.9回, iPhone 8 Plusを1回充電できる。
製品名の読み方は「アンカー パワーコア フュージョン ごせん」かな?
プラグ部分が折りたためる2口タイプのUSB-AC充電器とモバイルバッテリーが合体したような製品。
電源があるところではAC充電器として使えるし、電源が無いところではモバイルバッテリーとして使う事ができる。バッテリー本体への充電もコンセントに挿すだけでOK。
バッテリー本体の容量自体は大した事ないんだけど、「USB-AC充電器もモバイルバッテリーも持ってないよ」って言う場合はコレ1個で両用できるから色々と便利そうな印象。
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今回のまとめとか
そんな訳で今回はモバイルバッテリーを買う際に気をつけるべきポイントと、失敗しにくい選び方,そしておすすめの製品なんぞを書いてみた次第。
オススメの製品をザックリまとめると
軽くて小さいモノが良いならRAVPowerの「RP-PB060」。
もっと容量が欲しいならAnkerの「PowerCore 10000 PD Redux」か、RAVPowerの「RP-PB186」。
AC充電器を持っていない、もしくは荷物を減らしたいなら「PowerCore Fusion 5000」辺りを選ぶと満足できるかと思いますわ。

もじゃお
ちなみにAnkerやRAVPowerのモバイルバッテリーを推す理由としては、前述したとおり黎明期から活動しているメーカーやブランドであることと、基本性能と保証がなかなか良いワリに安い。って言うのが全てなので、同等の製品であれば別に他のメーカーのモノでも全然OKですぞ。
敬具
関連記事
- iPhone+iPadみたいに、同じケーブルで充電できるモノをセットで使っているならそんなに面倒じゃないかも? [↩]