先にザックリまとめると…
という具合ですな。
上の3点を全て満たしているなら、買っても後悔しないと思いますぞ。
目次
LANCOOL 215XはどんなPCケースか?という概要
Amazon:LANCOOL 215X
はじめに「LANCOOL 215XはどんなPCケースか?」という事についてザックリ紹介しますと…
Lian Li(リアンリー)というメーカーから発売された、前面に200mmのARGBファンが2基,背面に120mmのファンが1基搭載されている、エアフロー重視のPCケースです。
製品名の読み方は「ランクール にーいちご えっくす」かな。
△ケースの概要としてはこんな感じ
その他の特徴は上の公式動画を見てもらえると手っ取り早いですが、
といった特徴があります。
200mmのARGBファンが1基で2,500~3,000円ほどする事を考えると、お得な価格設定だと思いますぞ。
LANCOOL 215Xのパッケージ内容
パッケージ内容はこんな感じ。
写真を撮った時点では気付いていなかったけど、ネジや結束バンドなどの細かい付属品は、PCケースの裏配線スペースに収納されていました。
ケース正面の様子。
メッシュパネルの奥に200mmのARGBファンが縦に2基並んでいます。
ケース背面。
ハニカム状の通気口の奥に120mmの排気ファンが1基搭載されています。
△天面のフィルターは簡単に取り外せる
ケース天面もまたハニカム状の通気口があり、その上にフィルターが装着されています。
フィルターはマグネットでくっついていて、簡単に取り外せるようになっています。
△底面のフィルターは取り外すのが少し面倒
更にケース底面にもハニカム状の通気口があり、底面からも吸排気できるようになっています。
底面のフィルターは、ガチャッとスライドさせて取り外すタイプ。
フロントパネルの構造上、背面から引き抜かないとイケないので、PCケースを壁際に置いていると取り外すのが少し面倒だったりします。
△ケース内部の様子
ケース内部はこんな感じ。
裏から配線を通すための穴が多く設けられているので、配線の整理はやりやすそうですな。
△裏配線スペースの様子。
裏に大きなホールがあるので、バックパネルの交換が必要なCPUクーラーでも問題なく装着できるかと。
先に挙げたように裏から配線を通すための穴が多く開いていて、裏配線スペース自体もそれなりに広いので、配線はやりやすい部類だと思いますぞ。
△ケーブル類とファンハブ
主要なケーブル類を扱うゾーンと、ケースに搭載されているファンハブ。
ケース付属のファンは最初からコチラのハブに接続されています。
詳しくは後で触れますが、このファンハブは電源ユニットから電源を取るタイプの純粋なハブなので、ファンの回転数などは制御できません。
LANCOOL 215Xをしばらく使った感想とか
Amazon:LANCOOL 215X
LANCOOL 215Xをしばらく(8ヵ月,稼動時間で言うと560時間くらい)使った感想をザックリ言うと、「詰めの甘さはあるけど、組みやすくてよく冷える」という感じ。
使っている中で感じた、良いところ・ビミョウなところ・注意が必要なところを挙げていくと…
注意が必要なところ
ビミョウなところ
良かったところ
という具合ですな。
それぞれを順に見ていくと…
注意が必要なところ
注意が必要な点としては…
遮音性はほとんど無い
LANCOOL 215Xは見ての通り、前面がメッシュで、天面・底面・背面にハニカム状の通気口が多数設けられたエアフロー重視のケースになっています。
私の環境ではCPUクーラーはAS500、GPUはセミファンレス仕様のGTX960と、ウルサくないパーツを使っているので気になりませんが、小さいファンを高速回転させるタイプのCPUクーラーやGPUを使っている場合は避けた方が良いかも知れません。
フロントパネルとケース本体の間にスキマがある
△フロントパネルとケース本体のスキマから光が漏れている
暗いところでイルミネーションをONにすると目立ちますが、フロントパネルとケース本体との間にスキマがあります。
ビミョウなところ
ビミョウなところとしては…
付属のファンハブはビミョウ
付属のファンハブは、電源ユニットから電源を取るタイプで、(一応RGBのケーブルは出ていますが)純粋にハブとしての機能しかありません。
ファンの回転数などをMB側からコントロールする事はできないんですな。
このハブを使うと、フロントのファンも結構な速度で回って、ワリと大きな音が出てしまうんですわ。
「低回転でも効率の良いエアフローを作れる≒低騒音でも充分冷やせる」という大口径ファンの魅力が半減してしまう形。
フロントファンの品質というか耐久性はビミョウかも
このLANCOOL 215Xで新しくPCを組んでからしばらく(8ヵ月,稼動時間で言うと560時間くらい)使っているのですが、稼動時間で言うと540時間くらい経った頃から、フロント上側のファンで異音が鳴るようになりました。
異音の詳細としては、回転数にかかわらず、ファンが回り出してからしばらくするとゴロゴロという低い摩擦音が鳴り始める感じですな。
電源ボタンのクリック感が怪しい
地味なところではあるんですが、電源ボタンのクリック感にムラがあります。
LANCOOL 215Xの電源ボタンは縦長の形になっていて、調子が良いときはカチッというクリック感と音があって電源が入るのですが、
調子が悪い時は電源ボタンを押し込んでも、感触や音が無いまま電源が入ります。
良かったところ
良かったところとしては…
組みやすさは充分
ネジ穴の位置や拡張スロットの位置などのPCケースとして基本的な部分の精度は充分ありますし、裏配線スペースや裏から配線を通すためのホールも豊富にあるので、組みやすさは充分にありますな。
ファンを買い足さなくても十二分に冷却できる
上の画像は室温24~25度の環境でCinebenchR23を10分間連続で実行した際の、CPU温度なのですが、
最高でも77度、そしてベンチマーク終了後1分間放置した際の温度が39度でした。
使用しているCPUはRyzen 9 3900で、仕様上の最大温度は95度。
12コア24スレッドのCPUなだけあり、(まだまだ余裕はあるけど)全コアをフルパワーで回している最中はワリと発熱するのですが、ベンチマーク後1分で39度まで冷ませている事を見ると、排熱性は十二分に良いですな。
イルミネーションはキレイ
フロントに搭載された200mmのARGBファンですが、大きいだけあってイルミネーションが映えますな。
フロントパネルが立体感のあるデザインになっている事も相まって、パッと見でキレイと感じるくらいのインパクトがあります。
サイドパネルは傷つきにくくて汚れにくい
サイドのクリアパネルは強化ガラス製。
アクリルなどの樹脂と比べると重く、手荒に扱うと割れる可能性もありますが、透明度が高く、傷つきにくいのが良いですな。
ファンの値段を考えると価格もお得
△似たような200mmのARGBファン
先にもチョロッと触れましたが、200mmのARGBファンは個別に買うと1基で2,500~3,000円ほどするんですな。
【LANCOOL 215X レビュー】200mmのARGBファンが2基搭載されたワリと安価なPCケース のまとめ
Amazon:LANCOOL 215X
てな訳で今回は、Lian LiのLANCOOL 215XでPCを組んで、しばらく使った感想を書いてみた次第。
ザックリまとめると…
という具合。
良いところとしては…組みやすさは充分あるし、ファンを買い足さなくても十二分に冷却できるのはエラい。
ハデでキレイなイルミネーションも良いし、ファンの値段を考えると価格もお得。
といった具合で、
ビミョウなところとしては…付属のファンハブは純粋なハブで、ファンの回転数を調整できない。目玉となる200mmのARGBファンの品質というか耐久性はビミョウかも。
という具合ですな。
上の3点を全て満たしているなら、買っても後悔しないと思いますぞ。
今回感想を書いたPCケース
Amazon:LANCOOL 215X
楽天:LANCOOL 215X
Yahoo!ショッピング:LANCOOL 215X
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